フィリーズレビュー&中山牝馬

何だか今月はやたらに忙しくてですね。ついでに、いまだにひだまつり燃え尽き症候群に飲み込まれてあまり更新していないんですけど、ちょっと真面目なネタはいくつか書き溜めているんですよね。人間の味覚に関する事とか。これは多分サイトの方のコラムとして書くと思いますけど。


さて先週の競馬。
今年からできる限り馬券を買わないようにしようと思っていて、先週は弥生賞しか買わなかったんですけど、大阪城Sは買えば良かったなと思いましたね。リピーターレースで過去に好走歴あり&前走ハイペースで闘魂注入されたマヤノライジンなんて買わない方がどうかしている馬だったんですけど。もっとも勝ち切るとまで思ったかどうかは怪しいんで、複勝買ってガミっていたかもしれませんが。
そして弥生賞


ジャングルポケット産駒は手の内に入れているのでこれは簡単でした。ヴィクトワールピサは、斬れる脚がない(過去に上がり最速を計測したのが、レベルが低い未勝利戦の1回のみ)馬なので恵みの雨だったと思います。皐月賞で3着、ダービーではどこにもいない馬ではないかと思っています。まあ他の馬との能力比較をさっぱりしていないので、どうだか怪しいですけど(笑)。ダイワファルコンは道中ほぼ最後方から行って絶対届かないと思って観ていたんですけどね。こちらは本番良馬場ならさらに有力だと思います。中山マイルで上がり33秒台を出している馬ですから。
今の所、皐月賞の候補はダイワファルコンハンソデバンドですね。
チューリップ賞は前回書いたように「より、広いコースでコーナー2回の設定に適性を見せていた馬」から買えば良いのだなと。アパパネは本番でも有力だとは思うんですけど、一つ気になるのは外枠しか引いた事ないんですよね。過去5戦して、平均馬番が16ですから。いくら名前がペーさんの地元赤羽に似ているからって、どんだけピンク好きなんだよと。タイプ的には内枠でも困らないようには見えますけど、今まで、外枠発走で一番伸びるコースを探しながら走って勝ってきた馬が内枠引いて外伸び馬場で走る事になったら取りこぼしがあるかもしれません。

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さて今週はフィリーズレビュー。前にも書きましたけどセンス良い名前ですよね。宝塚の地元阪神競馬場で、明日のスター候補の女の子達がショーを見せる。特殊な舞台で行われるトライアルレースの割りに出世する馬が多いのも、きっとレース名のおかげだと思います。
このレースの特長として「芝重賞なのにダート馬が好走する」という事があるんですが、これは「前傾ラップのレースで好走歴がある馬」と言い換えた方が良いと思います。「砂適性」より明らかに「ダートっぽいペースのレース適性」が重要ですから。ちなみにこのレース、昨年はでかいワンカラットが勝ちましたが、ダート適性と見せかけて小柄な馬の好走が目立ちます。「芝のボディーにダートの心肺機能」みたいな適性が求められるのかもしれません。
そう観ると、血統的に一番最初に買おうと思っていたアマファソンがまず消えます。そして、人気サイドのテイラーバートンとロジフェローズも消えちゃいます。テーラーバートンは萩ステークスの好走を高評価すべきだとも思いますけど、人気のジャングルポケットは相当な理由がないと買えませんから。ましてフルゲート小回りでスプリント能力を求められる舞台ですからね。
もう一つ、過去の好走馬を観ると「ダートっぽいレースをしながらも上がりは速い」と言う特長があります。位置取りに関係なく大体上がり1位で勝っている。悪くてもトップと0.3差3位までが限界。
こう観ると、レディアルバローザが消えるんですよね。
さらに。ハイペースでもばらけず塊になって直線を向くので、少頭数でしか勝っていない馬は軽視しましょう。過去を見ても最低限13頭立てで勝利(orタイム差無しの2着)を経験している。これでラナンキュラスとソムニアが消えます。別に狙ってないんですけど人気どころが次々消えますね。
後は、九州産限定戦しか勝ってないパリスドール(この馬が勝てばラブミーチャンばりにすごい事ですけど)、上述のようにでかくて単なるダート馬の可能性もあるケイアイデイジー、エリモエポナ、ラブミーチャンも消しましょう。



残るのは
モトヒメ
サウンドバリアー
カレンチャン
ステラリード
ニシノモレッタ
ハニーメロンチャン


休み明けで関東馬のモトヒメはちょっと保留。「スタミナ系×スピード系」という分かり易い配合が目立つレースなので
サウンドバリアー
ステラリード
としておきます。
サウンドバリアーはマイルールで「前走負けたアグネスデジタル産駒は無条件消し」なんですけど、未勝利勝ち→いきなりOP特別挑戦で、先行馬が上位を占めたレースで最後方から0.5差ならまあ好走の範囲かなと思いなおしました。アグネスデジタルミスプロ×ダンチヒでどちらもこのレースで良く来ているし、母父シアトルスルーは非根幹距離で強いですからね。
ステラリードは放牧明け3走の成績を見て舐められているんでしょうけど、スペシャルウィーク産駒は叩き4戦目で突然好走する叩き良化型ですし、休み明け0.5差、GI0.6差、55キロ背負って0.4差なら悲観する内容ではないですよね。



中山牝馬
例外なく差し追い込みが決まるレースで先行馬が一頭紛れる事もあるよ、というレースですね。今年は逃げ先行馬が揃ったのでさらに後ろからの一撃が決まりそうです。
逃げられないとダメなブライティアパルス、ウエスタンビーナス。大外でしかも中山下手な騎手が嫌なザレマ、前傾ラップは向かないニシノやコロンバス、レインダンス、ジェル、リビアーモあたりは軽視したいと思います。
チェレブリタ
先週の弥生賞も「蛯名だから」という理由でダイワバーバリアンを買い目に入れてあわやの好走で楽しませてくれた蛯名騎手。中山中距離は知り尽くしていますからね。
マイネレーツェル
前傾ラップ得意で、小回りコースで最後方から差し切れてしまうのはこの馬かチェレブリタだと思います。55キロだと3着までしかないのと騎手の差で印は落としましたが、本音はこっち本命。
後はウェディングフジコも気になりますね。今日の中山はサンデー×ノーザンテーストや母父トニービンばっかり。つまり通常の中山向きの馬ばっかり来てますからね。あとサンレイジャスパーもちょっと気になります。馬自体は。調教師が酷過ぎるので嫌ですけど。