3:16

今日は3:16.つまりスティーブ・オースチンの日ですね!!


そんな事とは関係なく、暖かくなって卒業入学シーズのも近くなってきたので、何となく大学の思い出話とか書いてみたりします。


以前書いたように、私は結構世間ずれしていないお嬢が通う大学にいたわけですけど、さすがだなと思ったのはとっさの場合でも地がでないんですよね。


いくら育ちの良いお嬢でも(特別な立場の人じゃない限り)大学生ですから、サークルなどに在籍すれば普通に居酒屋に行ったりする訳ですよ。


一度みんなで居酒屋に行ってですね。物凄く狭くて急な階段を登った2階の部屋だったんですけど、だいぶ呑んで足元がおぼつかない感じのお嬢が階段を下りようとして足を滑らせたんですよ。
で、そのまま1階まで落っこちたんですけど、落ちながら「スカートが捲れたらはしたない」と思ったようで、スカートを押さえながら落ちて行ったから、正座した形で背筋をピンとしてガタガタと急な階段を滑り降りていって何というか物凄く育ちの良いガンタンク(恐らく乗っているのはセイラさん)みたいな事になってやたらかっこよかったんですよ。
そのまま「ドス!」っと音がして「大丈夫か!」と声をかけたら、壁に激突して急停車したまま店員と「ありあたっした〜」「あ、ご馳走様でした」みたいに普通に挨拶をしていてですね。物凄い勢いで客が壁に激突しているのに普通に挨拶してる店員もどうかしてると思うんですけど、頭から落ちたりしたら危険なのにそれよりもパンツを死守する心意気に痺れましたね。


それから「芝生がきれいで、かわいい動物がいる広々とした公園があるんですけど、今度の日曜日に行きませんか?」と言って競馬場に連れて行ったこともありました。
連れて行った面々はてっきり「競馬場なんて嫌!帰る!」となると思っていたんですけど(ていうかその一発ネタのためだけに呼び出して後は自分達で競馬に没頭するつもりだった。我ながら酷い)、「私競馬場ってはじめて〜!」と結構お喜びになられてしまってですね。
まあ彼女は馬券は買わなかったんですけど、普通にビニールシートを広げて三段重のお弁等を広げはじめてですね。周囲は割り箸に差したきゅうりをつまみにワンカップ呑んでいる様な人生終了系の方々が「善臣○○(自主規制)〜!」とか絶叫している中で、お花見みたいな集団が「かぼちゃ美味しい?」「は!とても美味しいです!」「先輩!自分10Rのパドックを観に行ってきます!」「まあ。気をつけてね。」みたいな妙な会話をしているんですよ。そういうのは恥ずかしくないのかなあと妙に感心したり。全く競馬に集中できなかったり。


そんな感じで、他人を見下すのはまず間違いなく成金であって本物のお嬢ではないですね。リアルなお嬢様は結構タフです。僕の中では一番イメージに近いのは黒柳徹子です。あの何事にも全く動じずに興味を持つ感じ。あれが一番正しいと思うなあ。