皐月賞

さて。
いよいよお楽しみの春中山阪神開催は今週で終了です。
今週は、東西とも先週異常な魔改造馬場だった事を受けて予想する予定だったんですけど、ずっと雨予報なんですよねえ。本当にこの天気だけはどうにかして欲しい。
とはいえ、基本的に良馬場前提で予想・・・というか雑感を書いてみたいと思います。


まずマイラーズC
過去3年(つまり今年と同条件の外回り)の好走馬を見るとネイティヴダンサーがやたら来ている。そしてノーザンダンサー
何よりサンデーが異常に目立たない。父母含めて。それなりの馬は出走しているんですが。
過去3年スロピュでこの有様なら、今年はさらにサンデーには厳しいのではないでしょうか。


◎キングストリート
キングカメハメハ阪神1600最強だから(笑)。
という理由では本当は買いたく無いんですけど、ミスプロですし、母父ロベルトも良いし、この馬自体コーナー2回のコースは(4.1.0.2)。負けたのは未勝利直後のシンザン記念アントニオバローズに0.4差と、8ヶ月の休み明けプラス12キロ。
もう一つ。折角だから桜花賞と同じ様に「近親に2歳スプリント重賞好走馬」という条件に拘ろうかと。。この馬の従兄のマイネルモルゲンは函館2歳S3着。
スマートギア
マーベラスサンデー産駒なんですけど、マーベラスサンデーにサンデーらしさ皆無ですからね(笑)。先週やたらにヴァイスリージェントが来ていたので、季節到来と解釈し似たような物のヴァイスリーガルが父母父のこの馬で。この馬5月がやたらと強いのでここで負けても次狙います。という訳で圧勝か惨敗かどっちかにして欲しい。従姉妹にスワンキーポーチ(フェアリーS2着)がいます。
スズカコーズウェイ
これも母父フレンチデピュティで。あと、ストームキャット系は調子が上がってきた時が買い時なので。GI以外のマイルなら、ペースも馬場も関係なくそこそこやる馬ですからね。


それでは皐月賞
まず基本的なところから。
消耗度が激しい馬は本番でお釣りが無い事を考慮して嫌います。前走で、馬体重が6キロ以上減っていた馬は過去連対例がありません。
消えるのが
ヴィクトワールピサ
ゲシュタルト
ダイワファルコン
ハンソデバンド
重い印を打つ予定だったハンソデとダイワがいきなり消えてしまいました。「前走で余力を使い果たした」という事が根拠になるので、放牧を挟んだガルボは対象外です。
そして。
皐月賞自体は上がり最速が勝つことはめったにないレースですけど(過去にディープインパクトと、2頭能力が飛びぬけていたネオユニヴァースサクラプレジデントが同タイム一位)、上がり最速で勝った経験のない馬はダメなんですよ。
これで
ネオヴァンドーム
ハンソデバンド
が消える。
さらに。
昨年は「中山が京都化しているから、上がり3ハロンがすべて11秒台のレースで勝った馬」という条件を出しました(アンライバルドが該当していました。買ってませんけど)。
これにより
ネオヴァンドーム
ゲシュタルト
レッドスパークル
エイシンアポロン
が消える。う〜むここでも買う予定だったネオとエイシンが・・・。
時計のでない札幌で6.6-11.2-11.9-12.2-12.1-12-11.9-11.8で上がり最速で差し切ったサンディエゴシチーはOKにします。


何故今年も昨年の篩を使ってみるかというとですね。
ニュージーランドトロフィーも異常な速さでしたけど、先週の中山はとにかく軽かったんですよ。
野島崎特別(芝1800m)
12.8-12.2-12.3-12.2-11.9-11.9-11.5-11.7-11.8
12.8-12.2-12.3-12.2-11.9-11.9-11.5-11.7-11.8
※ダイワジャンヌは新潟巧者
湾岸S(芝2200m)
12.1-11.7-12.2-12.8-12.9-12.6-11.8-11.8-11.9-11.9-11.5
12.1-23.8-36.0-48.8-61.7-74.3-86.1-97.9-109.8-121.7-133.2 (36.0-35.3)
※カネトシソレイユは小倉芝2000mにしか勝ち鞍なし。
この2鞍を観ても、ひたすらスピードを持続する事が求められる事は間違いないと思うんですよ。予断ですが両方ヴァイスリージェントが入ってます。


それを踏まえてピックアップしたレースが
若葉S
12.1-10.5-11.9-11.9-12.1-12.2-12.3-12.5-12.3-12.1
スプリングS
12.4-11.5-11.9-12.2-12.2-12.4-12.1-11.5-12
中京2歳S
12.4-11.2-12.3-12.5-12-11.9-12-12.2-12
シンザン記念
12.5-11.1-11.5-12.2-12.1-12.1-11.4-11.4
デイリー杯
12.1-11-11.4-12.3-12-11.7-11.4-11.8

ヒルノダムール
大外枠に入っちゃったので悩んだんですけど、8枠は過去意外と来ているので素直に行く事にしました。皐月賞は母父がヨーロッパ色の強い血統が強いですし。あと、近年のGIはボトムラインにGI勝ち牝馬がいる事は強調材料になるので(祖母メアリーリノアはフランスマイルGI勝ち)。
○シャイン
上記2鞍(中京2歳S勝ち、シンザン記念2着)のように、緩まないレースが得意で、2ヶ月ほど間隔を空けないと走りません。春の中山は、バクシンオーが入った馬が中距離で意外に好走するので、和田騎手で先行してくれれば可能性あるなと。そしてこれまた意外な事に、この馬勝つ時は必ず上がり最速なので、切れ味も心配なし。先週の2鞍の結果を観るに、平坦での好走の方がむしろ評価を上げそうですしね。
ガルボ
上記シンザン記念を高評価です。この世代で最も緩みのない重賞を制覇した馬なので。血統的にも買いですし。戦歴から観ちゃうと距離適性が問題ですけど、単純に「実は11月デビューです」で良いと思います。間隔を空けちゃった点と、負荷の軽い調教から本気度を感じないのが難点ですが。
エイシンアポロン
一番ソツがなさそうだし、調教観ても絶好調ですしね。
サンディエゴシチー
高速馬場について来れるかが問題だと思うので、馬場が渋るようなら評価を上げます。
あとは、データで消えたとは言え、気にしているハンソデバンドネオヴァンドームパドック次第。種牡馬シンボリクリスエス)も牝系(プレミアムボックスの牝系)も「前哨戦で期待を持たせて穴人気して、本番で華麗に吹っ飛ぶ」パターンのアリゼオは軽視します。