天皇賞(春)

高城剛氏と尻とかいう名前の有名女優さんが離婚だそうですね。
先日東スポ紙上で「東スポさん50周年おめでとうございます!アメリカでUFOの写真撮ってきたので、是非東スポ紙上で鑑定をお願いします!」と夫婦仲良く満面の笑みで取材に答えていたのを観て「ハイパーメディアクリエーターってそういう仕事だったのか!しかも散々侮辱記事を書かれた東スポに、空港で突撃取材されても満面の笑みで答えるなんて意外と大人!!」と感服したばかりだったのに残念です。東スポにUFO鑑定写真を持ち込むなんて、まさにハイパーにメディアをクリエイトしていて憧れちゃうのになあ。


さて今週は春の天皇賞なんですけど、出走可能(あくまで週頭の報道によれば)だったホクトスルタンが、(あくまで週頭の報道によれば)ミッキーペトラが出走の意向で除外対象になり物議を醸している様子です。
自分はメジロマックイーン大好きでしたし、この国で系譜を重ね続けている血統を、この先も途絶える事無く紡いで行って欲しいという願いは有るのでホクトスルタンはどの馬よりも応援していますけど、この件でミッキーペトラ陣営を批判するのは相当にセンスないなと思いますね。出走優先順位22位(補欠の4番手)の馬が出走件を取れなかったことでファビョるとか、日刊ゲンダイレベルの言いがかりだよ(笑)。
この件で真に叩かれるべきは明らかに“ミスター劣化放牧”庄野調教師に決まってますよ。折角上昇気流に乗っていた馬を無意味な劣化放牧の連発で潰して・・・。毎年目黒記念を目標にしてるからこんな事になる。輸送がダメなら滞在競馬の札幌記念を狙うとか、栗東留学するとか、一年の最大目標を有馬に絞ったローテを毎年組むとかやり方はいくらでもあったのに。「空気読め」と言うなら「空気を読んでスルタンを栗東の厩舎に転厩しろ」と言うべきでしょう。
そもそも2頭の比較なら「2年前にハンデ重賞を勝っただけで、その後OP特別ですら馬券に絡めていない馬」と「昨春に弥生賞でダービー馬の2着。前走OP特別2着。」の馬なら正直どっこいどっこいだと思いますけどね。アイルランドトロフィーでバトルバニヤンに1キロ貰って千切られている程度の馬が特別扱いされる云われはない。「三代父内国産馬特別出走枠」でも作るなら話は別ですけど、そっちの方がどうみても不公平ですよね。少なくとも「外国産馬枠という実力とは関係ない制度の為に秋天に出走できなかったクロフネ」とか「ダートしか勝っていない馬の出走の為に生涯一度の3歳GIに出走できなかったポルトフィーノ」よりは不公平感ないですよ。ちなみにどちらのレースも批判の矢面に立ったアグネスデジタル、プロヴィナージュは馬券に絡み、クロフネのダート最強伝説、美浦管理馬の栗東留学効果というその後の競馬界に大きな影響を及ぼすエポックメイキングなレースになりました。


それにしても相変らず(自主規制)の巣窟netkeibaの掲示板は楽しいですね(笑)。
JRAの異常な賞金制度が元凶」とか。こういうやつに限って「昔の名前でいつまで出続けるんだコスモバルク!!」とかファビョってたに決まってるんですよ(笑)。実際スルタンが春天出走の為になりふり構わず地方ドサ回りしてきたら同じ様に批判できるんですかね?今年のオリンピックの時に「反省してま〜す」のカントリーマアム君を「近頃の若者は!!!」とか批判していた(自主規制)が、飲み屋でおねえちゃんに「俺も昔はワルでさあ」とか失笑物のワル自慢(笑)をしているようなものですよ。
他にも「自分が馬主なら森のような調教師には預けない!」とか(笑)ありえねえよ(笑)。自分が馬主だったら、調教師に「すいません。オーナーの馬ですが、GIに出走する権利はあるんですけど他のオーナーの人気馬を出走させる為に回避します」と言われたら即転厩しますよ(笑)。
と言う訳で、ミッキーペトラにはどうせなら三浦騎手を乗せて不人気コンビ結成してもらいたかったです。池添騎手もある意味ヒールだからいいですけど。
とにかく個人的には言いたい事は二つ。「明らかに買い材料のないホクトスルタンが、母母父リアルシャダイ効果で来ちゃったら・・・と悩んでた点では好都合」「森ハゲに対しては、むしろ3年前に本命予定だったスウィフトカレントを直前回避した件に一言言いたい。」という事だけです。大体、重賞未勝利馬が8頭もいるレースで権利取れない馬に賞金システム批判する権利はありません。しかし凄いな今年の天皇賞のメンバー(笑)。ダート馬や1000万下を勝ったばかりの馬でも出れた2003年より酷い。念のため繰り返しますが「ホクトスルタンが出られないのは残念だけど、ミッキーペトラ陣営を批判するのはおかしい。むしろ庄野調教師を批判しろ。」という事です!!



さて。春天の予想ですが。
今週も週末更新できないので今日書きますが・・・
以前から書いていた様に本命はゴールデンダリアにする気マンマンだったんですけどね。まさかの回避ですよ!!だから二ノ宮嫌いなんだよ!!ちなみにここ数年の春天を振り返ると、週中に本命予定にしていたスウィフトカレントシルクネクサスが尽く回避してるんですよね。今時の長距離戦なんて折り合いさえ付けばスタミナなんて必要ないんだから、GIにはチャンスがある馬は出てきて欲しいんですけどね。


今年も混戦模様なので、過去に実績のあるあのデータで絞って見たいと思います。
http://d.hatena.ne.jp/c-mad/20080503/p1
ちなみに昨年は、このデータで5頭が残り、その中の一頭がアルナスライン。京都実績でマイナスだったドリームジャーニーマイネルキッツは「昨年の春の中山は事実上京都」という拙ブログ独自裁定によりクリアとすれば、依然このデータ作戦は効果があるのです。


今回残るのは
フォゲッタブル
ジャミール
ベルウッドローツェ
メイショウベルーガ
ジャガーメイル
マイネルキッツ
です。
ちなみに減点1が、GI実績でマイナスのトウカイトリック、京都実績でマイナスのミッキーペトラ(笑)なんですよね。


さらに血統のポイントがあります。
1)似た物同士の血統が来る。
2)過去の優勝馬の血統が来る。
この2点。
(1)に関してはさらにhttp://bloodfestival.livedoor.biz/archives/51814604.htmlこういうのもあるんですよね。スンイチローさんのこのデータから考えると、今年は母系のリンクは薄いと観て(母父ニジンスキーノーザンダンサー直系もいないので)、サンデー系が上位独占ですかね。
後は昨年も書いたように「2000m以上の重賞を上がり最速(と同然)の脚で勝った経験」も考慮します。
それから今年の馬場。こればっかりは週末にならないと分からないんですけど、今年は中京開催で例年の中京開催分も京都が代替連続開催するので、Bコース使用なんですよ。そしてこれは、当初Cコース開催予定が急遽馬場悪化を恐れて前半4日B→後半4日Cに変更になった物。これにより「開幕週とは言え実は馬場が悪い」「JRAの気の回し過ぎで、天候回復した今週は必要以上に内有利&前残り」の2パターンが考えられます。


と言う訳で、先に一応の印を付けます。
メイショウベルーガ
父も母もこのレースの勝ち馬を輩出。勝っちゃうならこの馬かなとも思うんですよね。オッズ次第では単勝1本が美味しいと思います。2400m以上のレースでは1,3,7着。負けたのは0.3秒差とタイム差なし。明らかに平坦外回り向きなのに、前走で「ラストの脚が鈍ったのは距離が原因!」とか言ってくれるなら美味しいです。上記の前残り馬場だった場合厳しいのと、主戦騎手が空いていたのに長距離GIをテン乗り騎手ってどうなのよとは思いますが。
○ジャミール
ここに来て「実は俺はこの馬の血統を誰よりも早く評価していた。」と自慢する人が増えているんですけど、
http://d.hatena.ne.jp/c-mad/20080626/p2
POGでジャミールを指名している自分の方が絶対早いと思うんですよね(笑)。前走が、上がり最速で勝ったも同然の競馬だった事も高評価。56キロ以上背負って勝った事がない(走った事自体ない)点を疑問視されるかもしれませんが、スズカマンボもそんな感じでしたし。
ミッキーペトラ
母父父ウッドマはゼンノロブロイの母父マイニングと同じミスプロ×バックパサーの配合。父ロベルト系は度々好走しますし、この馬自体2番手以内でレースをした時は5戦全連対なんですよね。京都実績のマイナスですけど、初めての古馬との対戦で0.3秒負け、先着された4頭は全部準OPでは上位クラスの馬で、1〜6着まで1〜5番枠の馬が独占する中で8番枠のこの馬が自分の型ではない5番手追走競馬だった事を考えると悪くはないですよね。GIでの強調材料になるかと問われると大いに疑問ですけど(笑)。
この馬の場合は上記の「極端な前残り馬場」になる事前提です。そこまで読んでの天皇賞電撃参戦なら凄い。そうなったらもうこれは森調教師の軍師としての格の違いと言わざるを得ないでしょう。
▲ベルウッドローツェ
春の天皇賞は過去の好走馬と同じ血が爆発することが実に多いんですけど、サンデー系×リボーはマンハッタンカフェと同じですしダイタクリーヴァ春天3着ダイタクバートラムの兄ですからね。過去このレースで惨敗を繰り返しているダンスインザダーク産駒としては過去最先着。ならば、この母系は「春天向き」と解釈しても良いでしょう。
マイネルキッツ
もう国枝先生には逆らいません!!


あとは、人気を背負うと怪しくなるジャガーメイルと、フォゲッタブルは「限りなく消しに近いヒモ」と言う感じでしょうか。買いたくはないです。フォゲッタブルダンスインザダーク産駒のこのレースでの不調振りを再三指摘されていますけど、自分はこの馬はむしろリンカーンに近いと思っています。つまりサンデー×トニービンで良いのではないかと。まあどっちにせよこのレースでは勝ち切れないんですけど、得意コース等の適性の判断にはこっちの方が効果的ではないかと。リンカーン菊花賞で2着した時も買ったのはダンスでしたからね。あれで世間が騙されてくれればなと。
で、リンカーンって良馬場で大きく崩れたのって春秋の天皇賞くらいなんですよね。基本的にトニービンには天皇賞は鬼門なんですよ。
トウカイトリックは、転厩以来スランプだったんですけど、ここに来てようやく調教師がこの馬を理解し始めたのか、本来の「馬体重が落ちていなければ好走」のリズムになってきました。と言う訳で当日の馬体重次第。