オノデン

先日超久々にオノデンで買い物しましてですね。
多分十数年ぶりとかじゃないかなあ。いいですよ〜。大型家電量販店ではありえないオバちゃん店員が、天井のリールからクルクルと紐を巻きつけて商品を包装してくれました。物凄い昭和感。


で、秋葉原(あえてアキバとは言わない)で買い物していてふと思い出したのが数号前の日経ビジネス。このブログでも何度か日経ビジネスの記事を紹介したと思うんですけど、この雑誌ちょっと変なんですよね。iPadを国内販売より一早く手に入れてレビューするのはいいんだけど、いきなり本体を分解しますからね(笑)。何でだよ(笑)。


だがしかし。分解して来て観て触ってわかった事が「基盤だけ見れば構造は携帯電話そのもの」という事実。そして「アップルは、“枯れた"技術を流用しながらもデザインと使い勝手にこだわる事で最先端の製品を生み出した」と結論。まあiMacなんか典型的でしたよね。今思ったけど、iPadiMacっぽいデザインにしちゃえば良かったのに。


さらに記事の締めとして「その姿は、過剰品質で高コスト体質に陥った日本メーカーの物作りとは対照的と言っていい」と指摘しています。最近やたらと「ガラパゴス」っていう言い方流行してますよね。僕はこれ、「物を作る人」よりも「物を作らせる人」の問題だと思いますよ。ビジョンも何もなく、世渡りの上手さだけで「物を作らせる(人に指示を出す)立場」になった(放送禁止用語)が、雑な指示を出して、なまじっか現場が優秀すぎるが故にできちゃうからガラパゴスになっていくんだろうなあと。他の国がどうかは知りませんけど、少なくともこの国では指揮官より兵卒の方がはるかに優秀なのが常識ですからね。そう考えると、意外とロンサム・ジョージは人(亀)が良くて優秀な職人だったのかもなあ。