安田忠夫激白!相撲界の闇を語る

最近ラジオを聴ける時は「広橋涼の超ラジ!」を聴いているんですが、「KAT-TUNのメンバー脱退のニュースを聞いて、方向性の違いという脱退理由に納得がいかなかったんですよ。というわけで来週のメールのテーマは『方向性の違い』です。」とすごいネタ振りをしていました。さすがだ。

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以前「これだけ相撲界の賭博問題がボロボロ出てきてる今こそ、誰か安田忠夫に2万字インタビューをするべき!」と書いたら、本当にやりましたよ!アサヒ芸能が(笑)。


まず「俺の引退相撲に借金取りが来たというのは本当だよ。」「板井が取りまとめて野球賭博をやっていた。」
とあっさりとそしてやっぱり野球賭博をやっていた事を告白。ていうか板井が諸悪の根源だったのか!さすがだ。


さらに「その頃はヤクザなんて怖くなかった。ヤクザが相撲取りに勝てるわけない。」「昔のヤクザと今のヤクザは違う。今のヤクザは利益の事ばっかり考えている。」
と、当時と今の「ヤクザと相撲取りの関係の変化」を実体験を基に紹介。もちろんこんな物が言い訳になるわけはないが、本来極道って縁起物とか神事に関しては一般人以上に丁重な扱いをするはずなので、力士に追い込みかけるっておかしいですよね。鶏が先か卵が先かはわからないけど、極道が社会に居場所をなくす→金儲け第一主義に走るのと日本の「表社会」が成長力を失って沈没した時期は妙にシンクロする気がする。龍虎氏が「ヤクザと暴力団は違う」と発言して総スカンを食ったらしいですけど、良い悪いとは全く別問題でこれは「実際に接触があった人間」の本音なのでしょう。


「昔から野球賭博をやってる奴がいる事くらい知っていたはずなのにけしからんとか言っている元相撲記者がいる。せめてお前くらい守ってやれって!!」
これはずばり言って杉山ですね!!これは安田の言う通り。「伝統を守るために名古屋場所を中止しちゃダメ!」とかいうなら「昔から野球賭博が伝統的に行われてきた」事、そしてNHKアナウンサーである自分がそれを黙認してきた「伝統」についてもきっちり言及しなけりゃ筋が通らない。


「その当時でも賭博をやっていた人間はごく一部。他の力士はまじめに稽古していた。」
その状況で小結まで上り詰めた安田の実力にかえって幻想が高まってしまいますが、それより「ごく一部」に入ってる横綱白鵬って・・・


貴闘力とも賭博をやったよ。あいつは先輩の俺に対しても返済を迫るんだ。だから『金が欲しかったら俺を殺して取れ!!』と言ってやったよ」
凄いなこの二人の賭博って。琴光喜も加えて麻雀大会とかやってくれたらちょっと観たい。


「俺も7月に養豚場をクビになって・・・」
カシンに紹介してもらった就職先、もうクビになったのかよ!さすがだ。


部屋で花札をしていたら、親方(九重親方=元横綱北の富士)が「よし。俺がやってやる。花札に師匠も弟子もない。かかって来い!」と入ってきた。でも賭博って金持ってる奴が勝つから負けちゃうんだよね。負けてがっかりしていたら師匠が巻き上げた金に色をつけて『これで呑みに行ってこい』と。賭け事なんてやめろという師匠の教育だったんだけど、こんなに良くしてもらったのに賭博をやめられなかった」
いい話ですよねこれ。師匠としての格の違いを見せつけた上できっちり息抜きもさせ、且つ又現役力士なのに花札に現を抜かす虚しさを説く。型破り過ぎるけど良い師匠だったんだなあ。