サンタアニタトロフィー

私が今住んでいる所は、大井町駅まで自転車で行く事ができる位置にあるんですね。
そして、大井競馬場へは大井町駅から無料バスが出ている。つまり大井競馬場までは交通費がかからないんですよ。


今週は、大井競馬場と友好交流提携を結んでいる、アメリカ西海岸のサンタアニタ競馬場とのコラボイベント的な事をしていまして、今日がメインのサンタアニタトロフィーが行われる日。というわけで行って参りました。



なかなか面白かったですよ。至る所で色んな事やっていて。突然ブルースバンドがライヴを始めたりジャグリングが始まったり。ジャグリングの人はシルクドソレイユとかにも出ているような凄い人だったみたいです。なぜこんなドサ周りを(笑)とか思わないでもないんですけど、それだけ今年のイベントは気合入っているのを肌で感じました。
あと食べ物がやたら美味しかった!!やっぱアメリカのバーベキューは違うわ。料理って素材と火の使い方でほとんど決まっちゃうなあとつくづく思う。まあ元から大井競馬場の食べ物は美味いんですけど。


でもそこはさすが大井競馬場。チアリーディングのイベントを終えたチアガールが、モツ煮の屋台の隣を歩いて帰る羽目になっていたりしてなかなか楽しいです。




オールウェザーコースを実際体験できたりして、競馬面でも色々興味深かったです。アメリカのオールウェザーって、簡単に言うと「無機物で作った芝生っぽい地面」っていう感じです。野球場の人工芝とは違う。導入当初に言われていたような単なるゴムのシートでもない。少しクッションの効いたカーペットのような感じで、これはパワーで勝ち上がって来たダート馬にはきついだろうなと実感します。明らかに日本の馬向き。ブリーダーズカップに狙いを絞ったレッドディザイア陣営は正しい。血統面でガラパゴス化していた日本の種牡馬が世界中で引く手あまたになる事確実だと思いますよ。


イベント会場ではいくつかのトークイベントが行われていたんですけど、内田博幸騎手と須田鷹雄氏、世界の合田さんのトークショーなんていうのもありました。合田さんの世界の競馬話の引き出しの多さは感心するなあ。


メインではWコロンが予想大会。

普通写真は禁止ですけどね。司会者が「カメラや携帯での撮影は禁止です」ってはっきり言ってるのに「動画は止めて下さい。ネットで流されるとネタバレになっちゃうんで。でも、写真はバンバン撮っていいですよ〜。撮影したら皆さん一人につき10人の友達にメールで流して宣伝してくださ〜い。」とか言ってました。この人達って下積み長いんですよね。「そのうちテレビには呼んでもらえなくなると思うけど、浅草に来てくれれば会えますからね」なんて、地に足の着いたある意味自信に満ちた受け答えが凄く印象に残りました。ステージから帰る時も、例によって普通の通り道を帰らされていたんですけど、大勢の客に囲まれても丁寧な対応で感じ良かったです。
お客さんからお題をもらって謎かけをやったんですけど、自分が指名されたら「宗教」って言おうと思っていたんですけどね。「整いました。宗教とかけておせんべいと解き・・・」「それはまずいだろ!!」とかやって欲しかったなあ。


レースの方は、大井なんて全然わからないので「とりあえず戸崎とアジュディケーティング買っておけばいいんだろ」くらいの感覚で前半戦は上手く転がせまして。
そこからしばらくは食事とイベントタイムにしてメイン。


なんか簡単に取っちゃいました。事前に「ハンデ頭は2着が多い」というのは調べていまして、明らかに実力は抜けているもののハンデと内枠、年齢なども考慮して勝ち切れなさそうなボンネビルレコードを2着付けで、アジュディケーティング産駒と戸崎騎手の馬、実績の割りにあまりに人気がなかったロイヤルボスパドックで一番良かったカキツバタロイヤルを加えたらあっさり当たった。先入観無しにパドックや騎手などの超基本的知識だけでシンプルに予想するしかない大井競馬の方が、自分には当てやすいかもしれません。


最後は「ほぼ」満月の下表彰式。

「大人が主催している学祭」みたいなものだから、競馬関係なく誰でも楽しめますよ。トゥインクル競馬は全ての方にお勧め。