関屋記念アフター

まずはレッツゴーキリシマ・・・というかメジロライアン産駒が重賞制覇して実に良かったです。GI2着と重賞制覇の実績で何とか種牡馬入りをお願いしたい。貴重なノーザンテースト直系だし、重要な血は一杯持っているから良い種牡馬になると思うんですよね。スピード要素が少ないけど、バックパサー辺りを活かせば面白いのではないかと。


そんなレッツゴーキリシマ快勝の関屋記念ですがー。
12.7-11.3-12.2-12-11.5-10.6-10.3-12.3
予想で書いた「関屋記念のペース」とは全然違うペースのレースになっちゃったんですよね。
この「ラスト4ハロン目から3ハロン目になる時に急激にペースが上がる」というのは府中のレースの特徴なんですよ。試しに適当な府中のレースのラップをいくつか調べれば大体こうなっているはずです。


で、キリシマは府中で5走して一度も連対していないからてっきり左回りが苦手なのかと思っていたんですよ。あと、北村宏騎手は外枠だと妙に遠慮した消極的なレースをするから嫌だったのと逃げ馬をこのコースで買いたくないから無視しちゃったんですけど、
府中の5戦を改めて観ると、まずGI2鞍は適性を計る物差しにするのは気の毒でしょう。残るは重賞初挑戦で0.3秒差3着の京王杯2歳Sと、3歳秋で古馬との対決で0.3秒差5着の富士S。これはどちらかというと「適性有り」と判断しても差し支えないくらいの好走でしょう。
残るは、OP特別で1番人気0.8秒差4着に敗れたキャピタルSなんですけど、このレースのラップが
11.9-10.8-11.1-11.8-12.3-12-11.3-11.8
と、まさに「ザ・新潟ラップ」なんですよね。


以上の検証から推測するに、レッツゴーキリシマは「府中はダメだけど新潟には向いている!と見せかけて実はその反対」という可能性を見ておいた方が面白いのではないでしょうか。あと平坦コースでラストがこんなに落ちても差し届かないこのレースに負けた馬たちは「全部弱い」という可能性も見ておいた方が良いように思います。