新潟記念

そろそろお祭の季節ですねえ。地元のお祭になると「お前ら今までどこに居たんだ」と言いたいくらい子供がわらわらと湧いて出て来て楽しいです。


さて新潟記念です。
新潟記念というレースは、春の開催の新潟大賞典と同条件ですけど、ちょっと適性が違うと思うんですよね。
というのはラップの違いなんですけど、新潟記念はラスト2ハロン目が大抵10秒台になり、ラスト1ハロンで極端に落ちる型になります。
もう一つ。血統的にはグレイソブリンとリファールが目立つんですけど、今年の新潟外回りはキングカメハメハ産駒がやたらに強いんですよね。キングカメハメハは当然kingmanboの産駒なんですが、個人的にはkingmanboはヌレイエフ扱いなんですよ。ヌレイエフが目立つのは気になっていたので、ここにも留意した予想をしてみたいと思います。


サンライズベガ
アドマイヤベガ産駒だからトニービン持ってますし母父ヌレイエフ系。昨年勝った日本海Sがラスト2ハロン目が速い型のレースだったので、適性はあるはずです。昨年はドスローで全く合わないはずなのに2着したので、今年はそれ以上もあるのではないでしょうか。あと、今の新潟外回りがキングカメハメハ馬場という事を考えると、キングカメハメハに向いてる府中2400とか阪神外回りとかを好走している馬は今の新潟外回りに合う筈だと思います。


トウショウシロッコ
◎とほぼ同じ理由です。母父がリファール系になるだけで。体重がこれ以上減っていたら悩みますが。昨年のこのレースで惨敗してますけど、異常ドスローだから参考外。この馬自身最高の33.3秒の上がりを出したのに上がり11位タイですからね。やってられるかという嘆きが聞こえて来るようなレースでしたから。


△スマートステージ
これも血統的には向きますね。あと普段美浦で坂路調教してる馬は左回りでがらりと変わる事があるんですよ。村田騎手や勝浦騎手のように関東の騎手が乗るとさらに効率アップです。


△イケドラゴン
目黒記念のラスト2ハロンがもっとも適性を感じさせるんですよね。ただ、今回はテイエムプリキュアが淀みなく逃げるはずなので目黒記念のように脚を溜める暇があるかどうかは分からないです。血統的な根拠はないんですが、目黒記念で2着できるんだからスタミナはあるし、よく観るとプリンスリーギフトは母系内で処理されちゃって牝系はパーソロン&リボーというスタミナ問題なし&一発ドカン血統とも見れますね。


スリーオリオン
新潟巧者という理由なのか準OPを勝ったばかりの重賞初挑戦馬にしては人気し過ぎですけど、今年の春の府中2400(ジューンS)をタイム差無し2着してますし、安定感はありますよね。


マルカシェンク
関屋記念を勝ってるんだからこのレースへの適性はあるはずなんですよ。出遅れても許されるレースしか好走するチャンスはないだろうから、復活するとしたらここじゃないですかね。


キーンランドカップ
GI2戦連続ハナ差2着のビービーカルダンが58キロ、GI優勝のローレルゲレイロが59キロとかなり背負わされますが、このレースで過去にこんなに背負った馬が出てきた例はないんですよね。
快速逃亡者サープラスシンガーがハイラップで逃げて、揃って1枠に入った上記2頭も包まれたくないだろうからスタートからそこそこ行くだろうし厳しいレースになると思うんですよね。
そうなるとワンカラットが一番安心できるんだけど、いつやらかすか分からない騎手ですからね。


という訳で
◎キルシュブリューテ
超前傾ラップなら出番がありますからね。洋芝は向くと思います。