今年の日本シリーズは千葉ロッテが圧勝

冗談抜きでどのチームが優勝したのかも全然知らないくらいプロ野球への興味が皆無な今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。


それでも毎年恒例のヤツ行きますですよ。
http://d.hatena.ne.jp/c-mad/20071012


まず今年の各チームの「主軸依存度」。意味が分からない人は(意味が分かる人の方が異常ですが)、上のリンクから過去の私の記事を辿ってみてください。

   総得点  主軸2名の打点 主軸依存度
中日  539     179      .332
阪神  740     229      .309
読売  711     221      .311
東京  617     128      .207
広島  596     122      .204
横浜  521     166      .318


福岡  638     170      .266
埼玉  680     169      .248
千葉  708     175      .247
札幌  612     188      .307
オリ   644     178      .276
東北  570     157      .275


過去の私のブログを観て頂ければ分かるように、今年はパリーグのどのチームが勝ち上がっても、セリーグのどのチームが勝ち上がっても、パリーグが日本一になる事になっているんですね。
数字の読み方ですけど、当然DH制を導入しているパリーグの方が主力依存度が低くなるに決まっています。個人的な感覚では、投手抜きの8人で考えると、主軸2名の打点と言うのは単純な割合で言うと.250。打順による期待値の違い(当然1番打者は塁上に誰も走者がいない確率が高いので期待値は低い)を考慮してセリーグは.300弱。パリーグは.270くらいが基準値かなと思います。
あと、もう一つ念のためお断りしておきますが、「主力依存度が低いチームの方が日本シリーズで勝つ」というのは短期決戦ゆえの話です。これも当たり前の話ですよね。破壊力抜群でも一つしか武器が無い相手なら、その武器を不能にしちゃえば済む話ですから。短期決戦ならこれができる。


ペナントレースそのものの成績に主軸依存度は影響しないんですけど、唯一今年気づいたのは中日ドラゴンズ。このチーム、主力依存度が.300を超えた年は凄く強い。「得点圏に走者を置いて主軸に回す」という落合監督の思想がそのままチームの強さに比例するチームなんですね。ドラゴンズファンの方々は、このバランスに注意しながらペナントレースを見守ると、正確に戦力を把握できるのではないでしょうか。
他に気づくのは、ヤクルトと広島の異様な主軸の打点の低さ。広島なんて2人で一人前の打点しか上げてない状態ですからね。まあこの2チームは同一リーグのチームに主軸を札束でぶっこ抜かれた影響があるのでかわいそうですけど、2年連続12球団一得点が少ない横浜って・・・一番狭い球場を本拠地にしてるのに・・・。


さて結論ですが、いうまでもなく今年は千葉ロッテマリーンズが日本一になります。ロッテファンの皆様おめでとうございます。このチーム、毎年得点力はかなり高くて主軸依存度がかなり低いんですよね。つまり主軸が頼りないのではなくどこからでも点が取れるゆえの主軸依存度の低さ。チーム得点がトップの年は確実にAクラス入りするので、マリーンズファンの方々は総得点に気を使って戦況を見守りましょう。個人的には投手力のチームだと思っていたので、結構意外なデータでした。


それにしてもホークスファンの方々はやるせない気持ちでしょうねえ。折角優勝したのに日本シリーズ出れないんじゃあがっかりですよね。
個人的にはクライマックスシリーズという制度は止めた方が良いと思います。やっぱりペナントレースを制したチームが日本シリーズに出るのが筋だと思うので。
ただ、長期リーグ戦よりも短期決戦の方が面白いのは当然の事なので、日本シリーズとは別に各リーグ上位3チーム計6チームのリーグ戦をやるとか、セ、パ、韓国、台湾の上位2チーム計8チーム集めてのトーナメント戦をやるとかそういう方が面白くないですかね?