天皇賞(秋)

昨日はプロ野球のドラフト会議が行われましたけど、注目の斉藤祐樹投手と大石達也投手はパリーグに行きましたねえ。ここ数年のパリーグの勢い恐るべし。
でも、昨日初めて知ったんですけどあの人が楽天の監督になったんですか?まさかあの人もくっついていくんですか?北京五輪で新ルール(タイブレーク方式)対策を全くせずに醜態さらしたり全く戦力を把握せずに「自分の知っている投手」に拘って失敗したりミーティングで「これ何ていう意味?」と選手に逆質問して呆れられたり「高めは振るな。低めも振るな。スライダーも振るな。」と指示を出して「ど真ん中のまっすぐしか振るなって言うのかよ・・・馬鹿は放っておいて自分たちの好きなように打とうぜ」と完全無視されて嘲笑されたあのコンビが?散々「今の若いモンはちょっと言われた位でへこむ!」と批判していたくせに、屈辱のメダルなしで帰国して自分が猛バッシングされたら「日本はいじめ国家や!」と逆切れしたあのお方が?また監督?
日本でプロ野球の商売をしようと思ったら「団塊(笑)」に売る事を考えなきゃいけないという戦略は理解できますけど、「社内での公式言語は英語」とか言ってる会社がこれ?なんかこの会社(というか日本の成金)のやる事って小手先だけにしか見えないんだよなあ。まあ頑張ってください。


さて今週は天皇賞です。
でも台風が来るらしく、下手をすると月曜日に順延の可能性もあるとか。という訳で予想の通り買うかどうかは(それ以前に馬券を買うかどうかも)未定なんですけど、金曜日時点の雑感をさらっと記しておこうと思います。


と、その前に菊花賞の話。競馬評論家の間でも「レベルの低い菊花賞。特にチャレンジ精神の無い騎手に失望した。」みたいな意見が多いんですよね。
ただこれ、ちょっと後出しでずるいんじゃないの?と思うんですよ。今年のダービーは批判されて当然の史上最悪レースだったと思いますけど、あれは戦前は(ダノンシャンティが直前回避したとはいえ)近年最高メンバーの誉れ高かったレースなんだしすべてのホースマンの目指すゴールなんだから、そこであんなハンチクなレースをやられたらそりゃあ一ファンも「評論家の方々に喝を入れて頂きたい!」とも思いますよ。
でも今回はヤマニンエルブが回避した時点でもう「つまんないレース」になる事は分かりきっていたわけですからね。それを後からしたり顔で批判するのはプロとしてどうかと思います。プロなら、一般ファンがどっちらけている時こそ「昨年の秋の中長距離GI戦線はリーチザクラウンが引っ張って締まったレースになり、実に見応えがあった。その点ヤマニンエルブの回避は残念。」くらいの事を書くべきだろうと。ついでに、騎手の話をするなら2週連続で能力的に数段落ちる馬を上位入線させた幸騎手を賞賛しないのは明らかにおかしい。


それでは天皇賞
まず最初に考えたのは「もしブエナビスタが負けるとしたら、どの馬に負かされるのが筋が通るのかな」という事。
そしてメンバーを見渡した第一印象は「人気サイドにぶっつけで来た馬が多いな」という事。京都大賞典組皆無ですからね。ざっと調べた感じ、1994年以来みたいです。
天皇賞(秋)の傾向なんですけど、今回と同じ馬場が渋った状態でどんな傾向があるかというと「人気薄の毎日王冠組が激走」というのが目に付いたんですよ。07年アグネスアーク、00年トゥナンテ、91年プレクラスニーとカリブソング。毎日王冠は基本的に本番とは適性が合わないから、これは結構意味のある傾向だと思うんですよね。
あと、印象と違って秋天は「上がり1位の馬」が勝つ事の方が珍しいです。上がりの速さより好位でレースを進める事の方が重要という事でしょう。
それから、当日の天候等は当然読めないんですけど、風が強い日って大きい馬の方が有利ですよね。

エイシンアポロン
最初は「毎日王冠組は黙って消し」と思っていたんですけど、上記のように毎日王冠組がきてもおかしくない流れな事と、ブエナビスタが広いコース負けた2鞍(エリザベス女王杯はノーカウント)で負けた相手が母父サドラーズウェルズアンライバルドサドラーズウェルズ直系のダーレミ。じゃあ母父サドラーのエイシンアポロンが勝つのが筋が通るじゃないかと。ブエナビスタが負ける時って意外とGI初勝利をプレゼントしてますしね。
スマイルジャック
どうせ人気皆無でしょうし。不良馬場の府中はタニノギムレット産駒の庭ですから。番手で進めてくれたら相当面白いと思います。
▲シンゲン
条件的には絶好なので。
ブエナビスタ
不動のエースなのにどんな条件でもちゃんと出てくる事に好感が持てるので。でも悪馬場も一枠も明らかなマイナス材料だと思います。
アリゼオ
一応。ちなみに、上記の1994年は毎日王冠優勝のネーハイシーザー天皇賞も勝っています。