やっぱマリーンズ圧勝しました。

いやはやしかし前代未聞の日本シリーズでしたね(笑)。1,2戦が全国中継無かったから穴埋めのために嫌がらせのように試合時間を長くしているんでしょうか。


http://d.hatena.ne.jp/c-mad/20101021
CS中のエントリーで書いたとおりデータ的にマリーンズが勝つのは決まっていたんですけど、本当はデータ的には4勝0敗でロッテ圧勝のはずだったのでそう書く予定だったんですよね。ただCSのロッテの試合を観て「ノーミスで圧勝するには野球が雑過ぎじゃないか?」とちょっと疑問が湧いたので(あと、このデータはCSという制度が無い前提のデータなので、リーグ優勝チーム対リーグ3位の対決っていうのはさすがにちょっと下駄を履かせた方が良いと思っていたので)、4勝0敗とは書かなかったんですが。


それ以前に、上記のエントリーを書いた時点ではセリーグ日本シリーズ進出チームは決まってなかったんですけど、自分は中日が勝ち上がると確信していたので中日とロッテの交流戦のデータを観たんですけど、幕張ではロッテ全勝ナゴヤドームでは中日全勝の2勝2敗。ただし内容を見るとナゴヤドームでの試合はロッテの先発は格落ちな上に打ち合いに持ち込んでいるんですよね。中日の得意な試合はさせていない。
これを見た時点で「あ、今年も当たっちゃったな」と。


マリーンズの勝因は、データが示すようにマリーンズはペナントレース中でも短期決戦向けの試合をしているんですよ。「良くも悪くも高校野球みたいだな」という印象を持った方も多いと思うんですよね。そういう戦い方なんですよ。例えてみれば短距離馬の走り方で春天で馬券に絡んじゃうようなもの。ペナントレースで上位争いできる事が凄いんであって、そういう馬(チーム)が自分の庭に出てくればそりゃあ強い。
ただ、このシリーズ普通ならマリーンズが悪くても4勝1敗で優勝してますよね。史上稀に見るミス連発シリーズじゃなければ。「野球の神様が、3位のチームが日本一になってはイカン!と足引っ張ってるのかなあ」と疑うくらい。
原因はいくつかあるんだと思うんですけど、ドラゴンズとマリーンズはチームの相性が真逆だったと思うんですよね。戦い方のリズムが合わなくてミスが起きた面が大きい様に思いました。あとボールとかマウンドの高さとか根本的なインフラが不揃いなのはさすがにどうかと思いますね。球場の大きさとか形が違うのは「野球と言うのは、街の中にその街に合わせたボールパークを作って行う競技である」って言う側面があるんだからある程度の違いは許されると思うんですけど、ピッチャーが全く機能しなくなっちゃうくらいマウンドやボールが違うのは競技の体を成さないですよ。「この競技、久々に観たけどいつの間にかJRAが主催する事になったの?」って思うくらい不思議だった。決してドラゴンズの強さを否定する気は無いですけど、ナゴヤドームで異常に貯金したドラゴンズって府中にしか出てこないウォッカみたいなもんですからね。


西村監督の存在も勝因として挙げられるでしょうね。「力を出し切れる環境作りだけはするから、あとは頼んだぞ!」っていう感じで試合中の戦術はほとんど無しでしたね。それにしても、コーチとしての経験が豊富とはいえ新人監督とは思えぬ落ち着きが印象に残りました。「自分が感情を乱す姿を見せたら選手が動揺する」っていう価値観を貫いたんだと思うんですよね。ベイスターズ優勝時の権藤監督みたいなもので、こういうチームにはこういう監督が合う。そういえばベイスターズもマリーンズも「理論派」監督のせいで酷い目にあった過去が・・・


あと、ノムさんが解説で「小野は世界一牽制が上手い」「福浦の打撃技術はとても高い」等やたらに賛辞を送っていたのが印象に残りました。
何はともあれ千葉ロッテマリーンズのファンの皆様おめでとうございました。


※追記:何故か表示されないんですけど、コメントが付いたので更新しておきます。
>「あ、今年も当たっちゃったな」と。
去年外してるんですが。
都合の悪いことは忘れるんでしょうか。

本が発刊されるまで的中率100%だったにも関わらず
翌年から外れ続けているという時点で眉唾としかいいようがないです。
データでは4勝0敗、しかし4勝2敗1分でも当たり、という扱いをするのであれば、そもそも外れというのはどこからなんでしょうか?
去年の場合、データでは4勝0敗のところが、2勝4敗になっても当たりなのですから、外れなんか存在しないということでしょうか?
勝ち負けだけ当てるのであれば、2分の1でどんなデタラメ理論でも当たります。
その程度の信頼度しかない指標です。