クラスマガジン

何なんですかね。市川海老蔵関連の報道。東スポだけは速攻で彼の普段の素行の悪さや交友関係の黒さを叩きまくって「自業自得」で片付けてましたけど、他のマスコミ報道はぼかしまくりなんですよね。といっても他の報道あまり見てないですけど、自分の目に入ってくるものはほとんどはぼかしまくりなんですよねえ。「知人の暴走族のリーダーが酔い潰れ・・・」という突っ込み甲斐のある事情聴取の説明内容に、何故突っ込まないのか。


今のマスコミは「マスゴミ」等という蔑称で呼ばれていますけど、現在マスコミと呼ばれている(東スポ以外の)メディアは
「クラスマガジン」
という呼び方がぴったりだと思うんですよね。
クラスマガジンと言うのは、要するに「対象としている一部のジャンルのファン&関係者の方しか向いていないメディア」ですよ。
例えば「月刊歌舞伎ファン」とかそんな感じの雑誌があるとして、その雑誌が市川海老蔵氏の素行の悪さに触れずに舞台の内容のみについて書くのは正しい事ですよね。
でも、(東スポ以外の)マスコミの対応の仕方って、完全にクラスマガジンのやり方としか思えないんですよね。で、彼らが対象にしている「クラス」ってなんなのさと考えると、まず一つは公務員。もう一つはいわゆる「団体」でしょう。いかにも民主党を支持してそうな「団体」。
「民間」で「まともに働いている」人間なんて対象にしてないですよ。明らかに。こう考えるとかなりすっきりすると思うんですけどどうですかね?


要するに、今マスコミが必死に善良な一般庶民に新聞を売りつけたりテレビを視聴させようとするのは、盆栽に全く興味ない人に「月刊近代盆栽」を売りつけるようなものですよ。競馬に興味ない人に「競馬ブック」買ってくれと頼んでもそりゃ無理がありますよね。無理矢理押し売りしておいて、「いや、僕興味ないんで・・・」と断られたら「若者の盆栽離れ」とか書いておけば(放送禁止用語)が大喜び。そしてますます対象の「クラス」が狭くなっていく。


クラスマガジンのくせに興味無い人に売ろうとする戦略そのものが(放送禁止用語)なんですよ。バンバン売って金儲けしたければちゃんと報道をすればいいだけの話なんですよ。拝金主義とかいう言い方が良くされますけど、個人的には「営利団体が利潤を追求しない方がおかしい。そして、この国には営利団体なのに自社の利益を追求する人を迫害して、社内の『政局』ばっかりやってる(放送禁止用語)が幅を利かせすぎ」と思いますがどうでしょうか。