朝日杯FS

さて今週は朝日杯FSです。


朝日杯と言えば、「黙って内枠の先行馬。府中でキレ負けした馬ならさらにグー。」がお約束なんですけど、昨年ローズキングダムが圧勝しちゃったのを観てちょっと考え変えてみようかなという気になってるんですよね。
ローズキングダム自体が適性なんか問題にならないくらい力が抜けていたのは確かでしょうけど、開催が1週繰り下がったこの2年、府中(新潟)適性を見せた馬ばっかり来てるんですよね。


セイウンワンダー
新潟2歳S(優勝した自身が14番手)
フィフスペトル
函館2歳S(3着アイアンデュークが14番手)
ブレイクランアウト
新馬(1〜5着が9〜14番手)


ローズキングダム
東京スポーツ杯(2,3着が12〜14番手)
エイシンアポロン
京王杯2歳S(2着アニメイトバイオが17番手)
ダイワバーバリアン
未勝利戦(2,3着が10番手前後)


これが過去2年の馬券に絡んだ馬なんですけど、朝日杯のセオリーに沿った「好位に付けて凌ぎ切る」というタイプとは真逆の、4角をかなり後ろで回ってきた馬が届くようなレースで勝った馬しか馬券に絡まないんですよ。
とはいえ、上記の馬ってローズはともかくとしてその他は小回り急坂の方が向いている馬ばっかりですよね。しつこく書いている「府中1800重賞は中山中距離重賞に強い馬を狙った方がお得」という部分に通ずるものがあるのかなと思います。


というわけで今回のメンバーの検討ですが


リベルタス
千両賞(2着馬が9番手)
マイネルラクリマ
新潟2歳S(※タイム差なし2着:1,3着馬が9番手)
サダムパテック・・・マーベラスサンデーと同じ牝系
東京スポーツ杯(2着馬が14番手)
タガノロックオン
500万下(3着馬が12番手)


以上4頭が該当します。1,2番人気が入ってしまって何とも面白くないんですけど、「3着までに入るデータ」に当てはまる馬が4頭ならこのボックスでお茶を濁せば良いのかなと。


サダムパテックですけど、東スポ杯(府中1800重賞)を勝ったからというだけでなく急坂小回りの方が向くように思えるんですよね。このレース、上がりの数字だけ観ると新潟府中向きっぽく見えますけど、上がり34.0秒以下の4頭がこの馬プラスサンデー×トニービンハーツクライ産駒が2頭、ステイゴールド×メジロマックイーンドリームジャーニーと同じ)が1頭。インチキ馬場だから数字の目暗ましが効いちゃっているだけで、急坂小回り適性の馬が見え隠れすると思うんですよね。フジキセキ×エリシオという配合も向くし、この馬マーベラスサンデーの牝系なんですよね。
出遅れ癖が直っていないので、負けるとしたら出負けして届かないパターンだけだと思います。もし負けるなら出負けして「中山適性が無い」と勘違いされたまま皐月賞有馬記念宝塚記念に出て来て欲しいです。


リベルタスはディープインパクト産駒ですけど、個人的にはディープ産駒は高い評価をしていません。だからこそこういう「枠順のラッキーだけで勝てちゃうGI」で好走してもらって「やっぱりディープ様はとっても強くて凄過ぎ!」と勘違いしてもらって、今後美味しい養分になって頂きたいです。先週もリトルダーリンで同じ事言いましたが。余談ですが先週の阪神JF、近2年とは比較するのも失礼なくらいレベルが低いので、あのレースの上位は今後全消しします。


まともに考えると一番美味しいのはマイネルラクリマですね。血統的にも合うし、内枠引いたし前走も先行馬総崩れの中かなり粘りましたからね。タガノロックオンも(鞍上田辺騎手も)かなり面白い存在ですけど、血統的にはマイルすら長いので、どういう乗り方をするかに注目したいですね。