新年

あけましておめでとうございます。


皆様年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか。ここ数年、東京の年末年始はずっと好天な気がします。小学生の甥っ子が、毎日元気に友達と自転車で走り回っているらしく、非常に嬉しい気持ちになりました。ちなみに自分の初夢は、「実家のベランダから温泉を掘っている所を眺めていたらどす黒い液体が大量に噴出→周囲の人はぼんやりしているけど、自分だけこれが原油であると気づく→現場の人がのんびりタバコを吸っているのを見て、これは絶対大事故になると思い一人で必死に逃げる」というものでした。


ところで昨年辺りから「00年代」という言い方で21世紀の1st. decadeを振り返る企画をよく目にした気がするんですが、00年代の大晦日は格闘技を観るのがトレンド(死語)だったんですよね。
これがまた、「そんなものあったっけ?」と言いたくなるくらい注目度が下がってますよね。かと言って紅白が面白いわけでもなく。
個人的にもボクシングを好んで観るようになって以来総合はすっかり興味が薄れた事もあって、「まあDynamite!は録画して鈴川の試合だけ観ておけばいいや」という程度にしか思っていなく、その鈴川の試合が流れたと分かった時点で観もせずに消そうかと思っていたんですけど、今回は意外に面白かったです。
ベイスターズファンとして古木克明のデビュー戦は実に感慨深かったんですけど、思ったより対応できていましたね。本気で練習したんだなあと思いました。かなり好感度高かったです。昔から応援しているという意味では、リングスでの日本デビュー戦を観ているアリスター・オーフレイムの無双っぷりも感慨深いです。
所英明×渡辺一久も面白かったですね。イキのいい選手がガンガン動きまくってやりあえば面白くなるんですよね。


しかし何と言っても長島☆自演乙☆雄一郎×青木真也ですよ。魔裟斗の解説も含めて最高でしたね。明らかにマッチメークに不満たらたらの青木が何をやるのかなあと思っていたら、ドロップキックを連発する等してあからさまにK-1ルールのラウンドを逃げたんですよね。3分間付き合う事ぐらいは出来るだろうにわざと付き合わずに終わらせて、総合ルールで自演乙を破壊する事によって完全に相手の光を消そうという魂胆なんだろうなあ性質悪いなあ・・・と思っていたら、2R始まった瞬間失神KO負けですからね。膝蹴りが素晴らしくきれいに決まったのも良かったけど、その後のぺたんと座り込んでの鉄槌がおばあちゃんがゴキブリを新聞紙で叩き潰してるみたいでなんか笑えた。青木の頭が早押しボタンみたいにペコーンペコーンペコーンてなってましたからね。
個人的に一番面白かったのは魔裟斗ですよ。今まで「それで本当に嫁が芸能人なの?」って思うくらいボクシングの技術は最高その他のあらゆるセンスがイマイチだったんですけど、今回は面白かったなあ。試合が決まった瞬間の「乙良くやった〜!!」K-1舐めんなよ!!」「1ラウンド目すっげえムカついてたんすよ!!」最高ですよ(笑)。魔裟斗が初めて感情を剥き出しにした瞬間じゃないですかね?煽りVで自演乙が青木の事を「友達になれないタイプ」と言ってましたけど、明らかに青木より魔裟斗の方が友達になれないタイプとしか思えませんからね。よっぽど嬉しかったんだろうなあ。


そんな感じで番組開始からしばらくは「今年は当たりなんじゃないの?」と思ったんですけど、その後の失速っぷりもまた凄かったですね。上記3試合に宮田和幸×宇野薫をフルタイム流して、そこに鈴川真一×ボブ・サップが行われていたら、かなり満足度高かったと思います。石井慧・・・というか柔道上がりは絶望的なまでにセンス無いですよね。何であんなにつまんないんだろう。なんか「学校の先生」っていう感じがするんですよね。センスのずれ具合が。柔道家ってティーチングプロになるパターンが多いから自然にそうなるのかなあ。


あとは何と言っても正月の実写版サザエさんですよ!

見てみいこの唇!!アナゴさん役の武蔵。抜群すぎる。


何故かアナゴさんの嫁役の北斗晶。磯野家の玄関先でコブラツイストを決める。アナゴさんの嫁のキャラ設定がイマイチ良くわからない。

ノリスケさん役の爆笑問題の田中。七三分けにすると竹内宏介さんそっくりでした。


この日は、五味がUFCで何も出来ずに惨敗したんですよね。武蔵に、五味に、青木に脱力させられますます総合への興味が薄れていく年末年始でした。