マンハッタンカフェとジャパンタイムス

大相撲が何だかとんでもない事になってるらしいですね。
個人的には「八百長」という言葉を使いたくないんですよねえ。「八百長」「星の売り買い」「ショー」「プロレス」「ガチンコ」「半ガチ」「ブック」「セール」「シュート」「スポーツ」…この辺の言葉の定義がぴったり自分と合ってる人じゃないと会話が成立しないんで。
個人的には大相撲がどうなろうと知った事ではないです。岩釣兼生さんの訃報の方がよっぽどショックだったし。自分が一番気になるのは「何故このタイミングなの?」という事なんですよ。星の売り買いなんて特に驚こう事でもないのに、何故このタイミング(公益法人の更新直前)でいきなり最後通牒みたいに突きつけられたのか。
自分が真っ先に思い浮かんだのは
(1)公務員給与の問題から目をそらさせるために、無駄な公益法人を整理するアピールという荒業に出てきた。
(2)相撲のおかげで日本とモンゴルが友好的に関係にあるので、レアアース禁輸政策が裏目に出て「だったらいいよ。中国とは手を切ってモンゴルからバリバリ輸入するから」とかなられるのを嫌った。
の2つです。(1)に関しては、先日朝日新聞の一面で「税金逃れの隠れ蓑になっている実態の無い宗教法人がたくさんある!何とかしなきゃ!」みたいなわざとらしいいまさら記事も載ってましたしね。
しかし国技を潰してまで(自主規制)とはさすが民主党日本相撲協会が解散させられたら国技館とかも売り飛ばされるみたいですけど、国技館が「毛沢東体育館」とか「ヒュンダイアリーナ」とか言う名前になったら超嫌だ。


ちなみにTHE JAPAN TIMESでは「bout-fixing」という言葉を使っていました。個人的にはこっちの方が自分の感覚に近いですね。自分だったらどんな言葉にするかなあ。「trade-figure」とかそんな感じかな。ところで、「八百長してるならプロレスと同じじゃねーか」とか言う人が実に多いですけど、お客さんを楽しませるために勝敗を決めておくのと、出世のために営業実績を売買するのは全然意味が違うという事すら理解できないのは、社会人として失格以下ではないでしょうか。
THE JAPAN TIMESは良いですよ。「what about Keisuke Itai's famous claims of bout-fixing?」とか普通に見出しになっていて素敵。英字新聞に挑戦してみたいなあという人は、まずはJAPANTIMESの金曜版から始めると良いですよ。
ちなみに今日はノイタミナの特集が載ってます。放浪息子にこんな所で出会うなんて実に感慨深い。

ささちゃん、にとりん、高槻君、英字新聞デビュー(?)おめでとう!



さて今日は、マンハッタンカフェ産駒について考えてみたいと思います。
先週のシルクロードSでワンツーしましたけど、中長距離向きの産駒が一杯出てくるのかと思いきや、ここに来て短距離でもいける馬が結構出てきちゃってるんですよね。
フジキセキアグネスタキオンマンハッタンカフェ辺り(母父ノーザンダンサーではないサンデーサイレンス後継者)は「小型サンデー」で一括りにも出来ると思うので、サンデー末期に「中距離で通用しないサンデーが、絶対能力の違いで隙間産業の短距離路線で小銭稼ぎ(例:ペールギュントスズカフェニックス等)」のパターンとしても良いと思うんですけど、マンハッタンカフェ産駒の最大の特徴は「京都新聞杯三連覇中」だと思うんですよね。あと、マンハッタンカフェはダート馬をほとんど出してないはずなので、そこら辺パワー寄りのフジキセキ辺りとは違うと思うんですよ。


ところでシルクロードSといえば、ダンチヒ以外のノーザンダンサーがやたら弱い=底力不要のレース。
京都新聞杯も「ノーザンダンサー系の人気馬が飛ぶレース」。
何か共通点を探る事で見えてくるものがあるのではないかと思い、過去の牡馬マンハッタンカフェ産駒が重賞で馬券に絡んだ時どんな馬が一緒に来ているのかを調べてみました。

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メイショウドンタク
春天:ジャガーメイルジャングルポケット×サンデー)マイネルキッツダンチヒ×サッカーボーイ
アントニオバローズ
シンザン記念:ダブルウェッジミスプロ×ロベルト)トップカミング(サンデー×バクシンオー)
ダービー:ロジユニヴァース(サンデー×ダンチヒリーチザクラウン(サンデー×ボールドルーラー
ジョーカプチーノ
NHKマイル:レッドスパーダタイキシャトル×ストームキャットグランプリエンゼルミスプロ×サンデー)
ファルコンS:カツヨトワイニングミスプロ×サンデー)ルシュクル(バクシンオー×ミスプロ
ニュージーランドT:サンカルロ(ロベルト×ミスプロ)ティアップゴールド(ノーザンダンサー×ミスプロ
スワンS:マルカフェニックスダンスインザダーク×ミスプロショウナンアルバミスプロ×ノーザンダンサー

ゲシュタルト
スプリングS:アリゼオ(ロベルト×サンデー)ローズキングダムミスプロ×ネヴァーベンド
京都新聞杯:コスモファントムボールドルーラー×ボールドルーラーレーヴドリアン(サンデー×グレイソブリン
中日新聞杯:トゥザグローリーミスプロ×サンデー)コスモファントムボールドルーラー×ボールドルーラー
イコピコ
神戸新聞杯:リーチザクラウン(サンデー×ボールドルーラーセイウンワンダー(ロベルト×サンデー)

オリエンタルロック
札幌2歳S:サブジェクト(サンデー×ノーザンダンサー)ホウザン(タイキシャトル×ノーザンダンサー

アーバニティ
京王杯SC:マルカフェニックスダンスインザダーク×ミスプロサンクスノート(バクシンオー×ヘイロー)
オーシャンS:コスモベル(ボールドルーラー×テディ)アポロドルチェマンノウォー×ストームバード)
京王杯2歳S:ドリームシグナルミスプロ×サンデー)レッツゴーキリシマノーザンテースト×ブラッシンググルーム)

アロマカフェ
ラジオNIKKEI賞:クオークスター(サンデー×ミスプロ)レト(ミスプロ×ノーザンダンサー
セントライト記念:クオークスター(サンデー×ミスプロ)ヤマニンエルブ(サッカーボーイ×ミスプロ

マンハッタンスカイ
福島記念:マイネルキッツダンチヒ×サッカーボーイグラスボンバーミスプロ×ノーザンダンサー

ベストメンバー
京都新聞杯:デルフォイ(サンデー×ダンチヒ)ロードロックスター(ダンチヒ×トニービン

メイショウクオリア
京都新聞杯:ロードアリエス(ロベルト×ミスプロマイネルローゼン(ロベルト×ニジンスキー

ガルボ(未勝利勝ちもノーザンダンサー×ノーザンダンサーとヘイロー×ノーザンダンサー
シンザン記念:シャイン(ノーザンダンサー×バクシンオー)セレスロンディー(ミスプロ×サンデー)
富士S:ダノンヨーヨー(サンデー×ミスプロライブコンサートノーザンダンサー×ミスプロ
京都金杯:シルポートノーザンダンサー×サンデー)ライブコンサートノーザンダンサー×ミスプロ

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重賞のデータでサンデーがゴロゴロいるのは傾向とは呼べないので例によって無視しますが、妙にミスプロが目立つと思うんですよね。
そしてやっぱりノーザンダンサーは目立たないと思います。目立たないというか、ノーザンダンサーは2歳重賞以外でマンハッタンカフェと来る時はほぼミスプロとの配合と言って良い状態だし、(スピード血統である)ダンチヒ以外のノーザンダンサー直系の馬は何故かほとんどガルボの時しか来てないんですよね。何なんだろうガルボ(笑)。


ところで、シルクロードSはあまりサクラバクシンオーが来ないレース。アーバニティが勝ったオーシャンSの舞台:中山芝1200も短距離戦としては例外的にサクラバクシンオーがそれほど圧倒的に強くは無い舞台。バクシンオーといえば、ぶっちぎりに強いバクシンオー産駒が短距離戦に出て来てガンガン飛ばしてレースをぶっ壊した時に、人気薄のヨーロピアンを連れてきちゃうタイプです。


ここから、とりあえずこのブログでは
マンハッタンカフェ産駒(除:ガルボ)は、ノーザンダンサーとは一緒に買わない方が良い。
・短距離戦のマンハッタンカフェは、サクラバクシンオーとは一緒に買わない方が良い。
と暫定的に定義付けてみたいと思います。