このごろ

エジプトの反政府デモ。
最初の集会はTwitterfacebookで呼びかけてまずは若者が集まって、それを観た中高年もゾロゾロ出てくる形で広まったらしいですね。一方でラクダに乗って突撃したり「催涙ガスにやられたら、コーラで目を洗うといいよ!」とかどことなく中学生チックな情報が現地で飛び交ったり、デジタルなのかアナログなのか良くわからんところが面白い。




日本相撲協会
どうなるんですかね?自分は、なんだかんだで条件付きで公益法人としてやっていく事になる気がしてるんですけどね。
まあそれ自体はどうでも良いんですよ。自分が気になってるのは「八百長なんだからプロレスとしてやっていけ」みたいな雑な意見が多過ぎる事なんですよね。
匿名掲示板の書き捨てコメント程度なら構わないですけど、評論家として食ってるレベルの人間がこういう雑な発言し過ぎですよ。エンターテインメントとして観客を満足させるために脚本を書いてリハーサルをやるのと、出世のために金で星を買うのじゃ全然意味が違う事ぐらい理解しろって。相撲取りがやってる事って、「今月営業成績ピンチなんだよ〜。このままだと減俸だから、ちょっと貸してくれない?」とか言って営業社員が営業実績のやり取りしてるようなものじゃないですか。
根本から発想が違うんだから、「相撲の世界内の常識としての八百長」でプロレス化するのは無理ですよ。外から人を入れるなら話は別ですよ?武藤敬司が「ジャニーズの若い子とかにまわしを締めさせてれば、相撲は良いプロレスに出来る」観たいな事を言っていたし。まあどっちにせよ現在の力士でプロレスをやる事は多分無理ですが。
大体、「プロレスはショーだから」って簡単に言い過ぎなんですよ。スタジアムクラスを満員に出来る興行って、スポーツか音楽ぐらいしかないんですから。「演劇なのにドームで興行が打てる」っていうのがプロレスの恐ろしいところなんですよ。他にそんな劇団無いでしょ。劇団四季が「ライオンキングやります!」って言って東京ドーム満員に出来るのかっていう話ですよ。「スポーツじゃない方がむしろ凄い」という事に気づくべきだと思いますけどね。


不景気。
若者の雇用状況がかなり酷いというニュースは連日入ってきますよね。追い討ちをかけるように「外国人の雇用を積極的に推し進める」という企業が増えているというニュースも。
これも、不思議なのは「日本だけの話ではない」のになぜか「日本の若者が情けないから」という話にする人が多過ぎですよね。経済評論家とか政治家とかのレベルでも。人件費を抑えるために「人件費の安い外国人」を雇用するから景気は回復しているのに雇用情勢が好転しないのはアメリカも同じだろ。
あと、「人種に関係なく優秀な人材を採用した結果日本人が採用されなかった」とかならまだ話は分かりますけど、最初から「外国人を採用する(人件費が安く済むから)」という方針を打ち出しているユニクロみたいな企業が増えている以上、これを持って日本人の若者がダメだからという結論がどこから出てくるのか理解に苦しむんですよ。実際ソフマップなんて、昨年辺りから急激に商品知識皆無かつ無責任な中国人店員だらけになったから、もう二度と行く気にならないですからね。何で自分より商品知識の無い店員から物を買うためにわざわざ店に出向かなきゃいけないんだ。その程度の(放送禁止用語)しか店員がいないならもうネット通販に勝てるところ皆無じゃねーか。そういえば一昔前は牛丼屋の店員って外国人だらけでしたけど、最近日本人ばっかりですよね。やっぱ飲食は「この店員ダメだな」と思われたら一発アウトですからね。
若者がダメな理由として「ゆとり教育」っていうのがまた良く上がるんですけど、本当にゆとり教育のせいで日本の若者がダメになったというなら、その責任は「教育を施した側」にあるに決まってるじゃないですか。本気で「国の教育方針が失敗したのは当時の小学生が全て悪い(キリッ)!!」とか思ってるのかなあ。自分もそういう幸せな人間になりたいですね。