昨日の夜も大きな余震があったみたいですね。「あったみたい」と言うのは、自分は職場で仮眠中だったんですけど、他の人達は大騒ぎだったらしいのに自分だけ(しかも2段ベッドの上段で)ぐっすり眠ってたんですよ。我ながら恐ろしい。
その後ラジオをずっと聴いていたんですけど、NHKのアナウンサーがしきりに「車で逃げないで下さい」とアピールしていたんですけど、津波の恐怖が頭に染み付いている中で、真っ暗闇に津波警報が発令されたら一刻も早く遠くに逃げようと思うのが当然だと思います。そんな状況で大事故を起こさなかった「日本人の冷静さ」はどう考えても世界遺産レベル。これを「天罰」とか言っちゃうのはやっぱりセンスがおかしいと思いますよね。「俺は客観的に分析できる冷静野郎だぜ!」ってアピールしたいのがミエミエだけど、バブル全盛期に起きたならまだしもこれだけ停滞しまくった状況で「天罰」は無いでしょう。



ところで「東京の人間が色んな物を買い占めている!」という話ですけど、震災があった金曜日から日曜日までは普通にどの商品も並んでいたんですよ。それが月曜日に突然空っぽになったんですよね。これはやっぱり「買い占めた」というより「月曜日に営業を再開した業者が、本来東京に運ぶ予定だった商品を被災地に優先して運んだ事による供給不足」の方が大きいと思うんですよねえ。慌てて買占めに走ったのは河野太郎くらいのものじゃないですかね。


「東京中で電池が全くなくなった!」って大騒ぎだったじゃないですか?

ウチの近所の商店街は、電池籠に山盛りで売ってたんですよね(笑)。懐中電灯もゴロゴロ有ったし。これはなんなのかというと、「大きな流通センターで大きく商品を動かしているスーパーは一気に商品が無くなってパニックになったけど、小さな問屋から仕入れている小さな商店は通常通り仕入れていた」って言う事なんじゃないですかね。マイケル・サンデルとかが「相対的なに自立した小さな共同体のinterdependence(敢えて日本語訳するなら「相互依存関係)」が理想みたいな事を言ってるじゃないですか(うろ覚え)。そう考えると、デフレを促進して雇用を冷え込ませ、格差を拡大して緊急時の対応にも難を見せる流通革命」が諸悪の根源って言う事になるのかなあ何て事をぼんやり思いました。



おまけとして、同じく「都民が買い占めた!」と大騒ぎになった水ですけど、

「日本の水道水が危ないんだろ?」と米国務省からアメリカのミネラルウォーターをもらいました。

こちらはお馴染みペリエ。最近スパークリングウォーターが結構好きになってきた。

こちらは先月マクロスFを観に行った時に買った「しぇりる&hearts飲〜む?」なるエロボトル入りミネラルウォーター。ケツの兎尾が気に入って思わず買いました。これが貴重な命の水として緊急避難袋に入れられるなんて発想の斜め上過ぎる。
余談ですが、ミネラルウォーターは幼児が飲むと腎臓に負担がかかるので、現状では水道水の方が遥かに安全との事。参考まで。