WIN5

ずっと仕事が忙しかったので昨日ようやく皐月賞を観たんですけど、これ中山開催でも多分同じ結果でしたよねえ。府中になったせいで外したなあみたいな。
結局デボネア、オールアズワンサダムパテックに加えてロッカヴェラーノ(3戦2勝で、負けたレースは7ハロン通過1:33:6の異常スローのレースを後ろから3番手通過で何をどうやっても勝てる訳が無いレースだったので参考外)馬連ワイドボックスとデボネアの単複だけ持っていたんですよ。
・・・やっぱ佐藤哲三は自分が馬券を買うと極端に溜め殺すんだよなあ・・・。
ちなみに10Rのコロンバスサークルの複勝もこの日の勝負馬券だったので、この日は悶絶しっぱなしですね。
この先、こういう「GI勝ちの兄姉と同じ配合」という馬ばっかり勝つ様になるんだろうなあ。メジロも西山もなくなっちゃって「血統=モロパクリ」という面白くも何とも無い世の中になるんだろうなあと改めて思いました。
あと、このまま行くと下手すると今年のダービーは「芝の勝率50%を超えている馬が皆無」というレースになるかもしれないですね。凄いな。


さて先週はWIN5も発売されましたね。


1,3,3,3,4番人気で決まって的中 663票:配当 810,280円


この結果を見て世間の方はどう判断されたんでしょうか。
自分は「これは2億円なんて配当はまず出ないんだな」と思いました。


ほとんどの方が配当そのものに注目していたみたいですけど、自分が一番注目していたのは総額。663×810280=¥537,215,640が配当総額。
これ、個人的には「全くお話にならないほど少ない」と思います。


公式発表によると、総売上額は7億2793万1700円。という事は控除率は75%以下と言う事じゃないですか。ちなみにこの該当レースの単勝馬券、転がすと100円が約60万円になります。リスクとのバランス考えると全然美味しくないと思うけどなあ。というより、今まで考えた事無かったけど「転がし」ってこんなに破壊力あるんですね。それを発見出来た事が個人的に収穫。
何より配当総額。
「これだけ人気サイドで決まってもこの配当なら、ちょっと人気薄が絡めば高額配当間違いなし!」って思う人が予想以上に多いみたいですけど、「たったの」5億円しかないパイを日本中の競馬ファンで分け合うんですよ?つまり仮に全部18番人気の馬で決まったとしても、的中者が3人以上いたら配当は1億8千万って言う事ですよね。
つまり、キャリーオーバーが無ければ、事実上世界中で一人しか的中するくらいの確率で(キャリーオーバーがあっても世界で5人しか的中しないくらいの確率で)しか2億円は当たらないと言う事ですよね。
以前にも指摘したとおり、「JRAのネット投票システムに登録しないと購入できない」という事情から考えても、射幸心を煽るからとかそんな理由でおおっぴらな広告を打てない事からも、今後売り上げが大きく上がるとはとても考えにくく、そうなると
「WIN5は、人気サイドで決まったときは意外に配当がつく(=様に見えるけど、実はただ単にそれだけ難易度が高いだけで、単コロと大して変わらない)けど、人気薄が絡んだ時の配当が問題」
という事じゃないですかね。
WIN5を購入した人の買い方が分からないですけど、おそらく的中した人(団体の可能性も高いと思う)は物凄い多点数を買ってると思うんですよ。だから、自分は人気サイドで決まっても人気薄が絡んでも、それほど極端には的中数に変化は出ないと観ているんですよね。
だから、人気薄が絡んでもなかなか2億円が出ずに購入意欲が次第に削がれていくパターンだと思うけどなあ。自分は夏のローカルなら買っても良いかなと思っていたんですけど、この程度の売り上げじゃあむしろ中央開催で売上額が高いうちに買わないとダメかもしれないですね。


じゃあWIN5は買わないのかというと逆です。自分は「日曜日に馬券を買えるときは、WIN5を1点買い」してみようかと思っています。この程度しか売り上げが無いのなら、この馬券の鍵は「多点買いで的中率向上」よりも「点数を減らしてローリスクハイリターン狙い」と観た。
あくまで通常通りのレース予想をしておいて、それとは別に「オッズを一切考慮せずに、一番勝ちそうな馬はどれか」を客観的に各レース1頭ずつ(せいぜい2頭軸のレースを最大2レース=400円まで)選ぶ。自分のようにグリグリ1番人気の馬は無条件でヒモに落とすスタイルの人間には良いフォーム矯正になるかと思います。
WIN5に関しては、「毎週競馬をやれる平和な日常に感謝し、被災地に毎週100円寄付をする。当たる事は全く考えない。その代わり万が一当たったらリターンは物凄くでかい」このスタンスで行ってみようと思います。