天皇賞(春)

今週は天皇賞ですね。自分が子供の頃はまだ昭和天皇誕生日開催だったんですよね。今年は開催が不規則なんだから、今週の3連続開催を決めちゃえば良かったのになと思います。


さて予想です。
現4歳世代の出る重賞は、「強いから」という理由で条件不問で勝たれてしまうので馬券を買う気が起きません。


http://d.hatena.ne.jp/c-mad/20080503/p1
まず毎年やっている春天データ。
残るのはヒルノダムールトゥザグローリー、コスモメドウ。三角が付くのがナムラクレセント(GI3着)、ジェントゥー(京都経験無し)、ペルーサ(京都経験無し)。


ナムラクレセント
上記6頭の内、単調配合になる「ファラリス4代掛け」にならないのはナムラクレセントペルーサ。どちらにしようか迷ったんですけど、
1)近年の春天好走馬はスピード×スタミナ(順不同)の配合が目立つ。
2)3代前までにノーザンダンサーが入っている。
3)4コーナーで前に取り付いている馬じゃないと勝てない。
というフィルターから選びました。父ヤマニンセラフィムサンデーサイレンス×ダンチヒのスピード配合。母父サクラショウリはダービ−&暴走ラップの宝塚記念優勝、春天2着でスタミナバッチリ。上がり34秒代前半を求められると厳しいなとは思っていたんですけど、週末雨が降るらしいのでこの馬にとっては朗報だと思います。
ペルーサ
出遅れ癖が治らなかったから後ろから切れ味を活かす馬と決め付けられれていると思うんですけど、後方一気と先行逃げ切りは表裏一体ですからね。血統的にもバキっと切れるよりもスピード出しっ放しのレースの方が向いているはずなのでこのレースも合うと思います。
マイネルキッツ
このレースの実績が飛びぬけているのは当然として、ケチが付いた「近2走の実績」ですけど過去2年は年末年始→AJCC→日経賞のローテだったので、日経賞が休み明けだった今回は事情が違います。休み明けより叩き2走目の方が良い馬ですから、近2走がいずれも休み明けだった今回は参考外として良いと思います。外傷とか爪不安が休養が長引いた理由ですから、能力が落ちたわけではないと思いますからね。
トゥザグローリー
有馬記念の時は調教をざっと見て「この馬が一番中山向きの走りをしている」という理由で本命にしたわけですけど、日経賞の追いきりを観たら走り方がガラリと変わって、ストライドが広く沈み込むような素晴らしい走り方だったんですよ。だから広いコースでも消しきれなくなっちゃったんですけど、逆に雨が不利に働くと思われる事と配合にスタミナ要素が薄い事、いくらなんでも使い過ぎな事からここでがっくり来る可能性も十分だと思います。
昨日書いた「WIN5一点予想」http://d.hatena.ne.jp/c-mad/20110428/p1#cのスタンスから言うと、勝つか消えるかどちらかと思われるペルーサトゥザグローリーの方が良いかと思います。レース予想としては3着でも十分なナムラを本命扱いしますけどね。
△コスモメドウ
上記のデータでフルマークになった馬ですしね。あと、今年は野芝の育成が悪く洋芝の色が濃くなると思うのでバリバリヨーロッパ血統、特に母母父のリファールが好印象のこの馬で。SunnyValleyの牝系(=フサイチコンコルド等の親戚)なので人気薄なら爆走、過剰人気なら凡走だと思います。同じフルマークの馬でもスローの団子になったらお手上げなヒルノダムールよりは断然魅力が上。
京都経験の無さだけ減点になった(そりゃそうだ)ジェントゥーですけど、血統的には実は結構買いたい馬です。ただ18頭立て&瞬発力が求められるこのレースでは要らないだろと思います。ミルコが乗ってミルコスペシャ(バックストレッチからの高速後方回転まくり固め)でもやればかなり面白いかとは思いますが。


明日の青葉賞は◎アイルトンバローズ。サンデー系ばっかり来るレースで母父トニービンも向く。何よりオークスシルクプリマドンナの甥。つまり毎年ダービーで本命にしている「牝系が府中2400GI優勝馬」の対象になりますからね。2着で地味に権利を取ってくれるのが理想です。