天皇賞アフター

まだ中身は読んでないんですけど、TIMEの表紙が「ザ・テロリスト・ハンター」というタイトルでFBIの長官だったので「なんかもう本当に遠い国の話だなあ」とぼんやり思っていたら、ビンラディンが友愛されてぶったまげました。やっと落ち着いてきたと思っていたところなのによぅ・・・。また厳戒態勢に逆戻りかよ・・・。
ぶったまげたといえばリョート・マチダのジャンピング前蹴り一発KO。破壊力にもビビってたじろいだし、アンデウソン・シウバに続き前蹴りKO決着なのにもビビってたじろいだんですけど、ジャンルの最大功労者の引退試合を完全KOで幕引きするのを観て高田延彦引退試合を思い出しました。


さて昨日の天皇賞
さっき仕事を終えて帰ってきたのでようやくビデオを観ましたけど、久々に楽しいGIでしたね。アレぐらい出入りのある競馬だと面白い。でも2000m通過2:08:7はいくらなんでもねえ。
もうちょっと中盤で脚を使わされて、尚且つ雨も手伝って◎ナムラクレセントが前残りする予定だったんですけどねえ。まあしょうがない。
それより事前予想でデータで残った馬が3頭しかいないんだからこの3頭のワイドボックスは買っておかなければダメですよねえ。ヒルノダムールは3番人気くらいになっているのかと思っていたんですよ。「4歳世代が過剰人気→ナムラが美味しい」という考えに縛られ過ぎて、取れる馬券を取り逃しましたね。オッズ確認しないで買ってしまったとはいえこれはさすがに甘すぎると反省です。


そのヒルノダムール
「不器用な馬だからフルゲートで人気を背負って出てきたらいらない」と断じてしまって(実際は7番人気)失敗してしまいかしたが、もう一つ消した理由があって、事前予想で書いた「スピード×スタミナ配合」という解釈。自分はマンハッタンカフェはどっちなのか良くわからなかったのでスタミナ血統と断じてスタミナ×スタミナ=キレ負けすると解釈したんですよ。余談ですが血統派が絶賛していて自分も菊花賞の時は高評価したビートブラックに関しては「こんなもっさり馬1円もいらねえよ」とばっさりでした。
で、今回勝たれてしまったので改めてマンハッタンカフェについて考えたんですけど、良く知られているように母父ニジンスキー系しかGIでは勝っていなくて、これが3頭目なんですよね。
何が良いのか。多分Teddyで結びついているのが良いんでしょうけど、このGI勝ちマンハッタンカフェ産駒全て共通するのは「母馬がノーザンダンサーのクロスを持っている」点なんですよね。ニジンスキーと言えばノーザンダンサー×テディ系。母馬の中で一回ノーザンダンサーは処理されちゃって、テディが活きているのかなと。そういえば同じくGIで好走したアーバニティは母父アファームドアファームドと言えば血統はテディ祭ですからね。という訳でPOGマンハッタンカフェを狙う方は、母方にテディが一杯入っている馬を狙えばよろしいかと。
もう一つ。マンハッタンカフェと言えばビワハイジと同じ牝系でドイツ血統。以前「ビワハイジ一族はマンハッタンカフェ産駒を連れてくる」と書いた事がありますが、今回一緒に来たエイシンフラッシュmonsunの近親でつまりドイツの超一流血統。ドイツ牝系が凄い勢いで飛んでくるのが今の日本の馬場なんだなあと。ちなみにナムラクレセントはサクラの基礎馬:スワンズウッドグローヴの末裔。これらは全て16号族。


追記:何度か書いてきた事ですが、マンハッタンカフェがGIで好走する時はノーザンダンサーとは一緒に来ない」。今回も当てはまったわけですよね。だからやっぱり春天は「軽い」レースなんだと思いますよ。スタミナは必要だけど、余計なパワー要素があったらマイナスみたいな。
あと、ドイツ血統でふと思い出したんですけど、ドイツ競馬って左回り右回り有り、芝ダート有り、直線が500〜550m程の府中や京都に近いコースもあれば直線が短く急坂のコースもありで日本に似てますよね。だからドイツ血統が日本で爆発してるのかなあ。

という訳でメインは外したわけですが。



先週は大庭騎手が大暴れだったわけですけど、以前から書いているように「内差しが効く馬場で特定の血統の馬に大庭騎手が乗って出てきた場合は無条件購入」というマイルールにより以上の2点は当てました。でも肝心のトーホウオルビスは血統の条件が合わないから買わなかったんだよなあ・・・これも反省ですね。
まあ何にせよ、競馬に復帰して以降徐々に軸馬が馬券圏内に入ってきているので、今週辺りから調子が出てくると思います。