NHKマイルカップ

4月からNHKで「100分で名著」とかそんな感じの番組をやってるんですよ。要するに25分×4回で過去の名作を読み解こうという趣旨の番組なんですけど、最初がニーチェで次が論語なんですね。どっちも「我欲を全面禁止するのは間違い」という方向に話が向かうわけで、これは78歳児の石原珍太郎ちゃんへの当てこすりなのかなと。

今週はNHKマイルカップですね。夏を思わすような陽気か悪天候か極端な印象があります。東京の今日は雨が降ってますけど、明日は初夏を思わす暑さになるようなので、過去の名レースのような名馬誕生のNHKマイルになるのでしょうか。

今年は変則番組進行に加えて途中で競馬から離れていた時期があるので、出走馬を観てもイマイチイメージがわかないのですが（まあ毎年３歳短距離路線には興味ないから例年と大差ないかもしれませんが）、今年は府中芝１４００経験を重視してみる事にします。
理由は、今年は１週繰り下がったこともあって皐月賞組が少ない、そしてレッドデイヴィスが出走できないために毎日杯から来る馬もコティリオンしかいないんですよね。そこで過去の連対馬を眺めていたところ、府中芝１４００出走歴のある６頭中５頭（残る１頭ジョーカプチーノは不良馬場だったので除外）勝っていたからです。この時期だから出走経験の無い馬の方が多数なんだから、我ながら有効なデータとは思いませんけどね。

◎オメガブレイン
過去のNHKマイルって大抵上がりが３５秒台なんですよね。今年もスローになるとは思えない組み合わせなので、上がり３５秒台のレースを勝っている事を重視しました。あと今開催の府中はキングカメハメハ割と来ているし。前走惨敗は輸送がかなり影響していると思います。
〇リアルインパクト
NHKマイルって逃げ馬が馬券圏内に残る事ってほとんど無いんですよね。あったのはクロフネの年に１,２番手の馬がそのまま残った時だけ。これはクロフネ１頭立てみたいなレースでみんな後ろを気にして前が残っちゃっただけで、こんな事は今年考えられないので、内枠で先行差しの絶好の馬がこいつかなと。前走ニュージーランドトロフィー惨敗の理由は良くわからないですけど、外枠の馬がまとめて沈没しているからあまり気にしなくて良いのではないでしょうか。
▲テイエムオオタカ
まああの人がアレな血統の馬に乗ってますし。
あとはリキサンマックス、グランプリボス、マイネルラクリマ辺りを。リキサンは何が何でも逃げるつもりなのでいらないかとは思うんですけど、上記したニュージーランドトロフィーで二桁馬番で最先着したのはこの馬なんですよね。能力はかなりの物だと思います。グランプリボスはサクラバクシンオーの後継者としてどうせ馬券に絡むなら勝ち切ってもらいたい。マイネルラクリマは休み明けじゃなければ本命視していました。

まあ明日の自分の勝負馬券は◎キタサンアミーゴ＠新潟大賞典ですけどね。

おまけとして２つ。
まず明日の３場全ての１０Rにマナクーラ、モンテクリスエス、タナトスという「シンボリクリスエス産駒の追い込み馬」が登場します。シンボリクリスエス産駒はとにかく不器用な馬が多いようで、さりとてスタートダッシュが効くタイプとも思えず必然的に追い込み馬だらけになっちゃうんだと思うんですよね。もちろんよっぽどはまらないと勝ちきれません。サンカルロのように重賞だと２〜３着がやたら多くなるタイプばっかりになると思います。なのでこの３頭は人気を吸うようなら２〜３着付けで買う方が美味しいタイプではないでしょうか。WIN5ならばっさりしちゃっても良いかもしれません。
もう一つ、そのWIN５。
http://d.hatena.ne.jp/c-mad/20110428
前回「WIN５は当てようと思ってはいけない馬券」と書きましたけど、先週の２回目は的中数３１６票で配当２１８万３７８０円。単勝人気はそれぞれ４，２，１，２，７。
これだけ観ると「やっぱりちょっと人気薄が絡むだけで配当が跳ね上がるな！」と思うのかもしれませんが、売り上げ総額が９億３５０５万８９００円なんだから控除率73.8％。圧倒的に難易度が高い馬券である事を考えると「これを当てられる能力がある人なら普通の馬券（控除率７５％。単複なら８０％）に大きく張った方が確実に儲かる」としか思えません。
初回が売り上げ７億数千万だったのだから多少は増えていますけど、これは恐らく前回外した人が点数を増やしたからではないでしょうか。売上額が劇的に増えない限り２億円なんてほぼありえないと思いますけどね。前回も書きましたけどこの馬券はオッズなんて関係ないですから。たった６億程度を分け合うんだから、たとえ全レース１８番人気の馬で決まったとしても的中者が１００人いたら配当は６００万円ですから。