BLACK SWAN

最近何に驚いたって台湾から送られた義援金が桁違いに高額だった事ですけど、それより凄かったのは、癌首相が世界各国に充てたお礼文に台湾が含まれていなかった無礼に対して「親族に礼状など不要」と一言で済ませちゃった事ですよ。何この格好良さ。


さて今日は夜勤明けだったので、新宿に寄る用事(先日メガネをかけたまま酔っ払って寝てしまってメガネのフレームをひん曲げてしまったので、和真に直してもらいに行く用事)があったついでに、観ようと思っていたブラックスワンを観に行きました。余談ですけど先日まで1FがマクロスFグッズ売り場になっていた丸井が今は戦国BASARAグッズ売り場になっていまして、何と言うか非常にアレですね。歌舞伎町は半端な浄化作戦のおかげでまずます日本とは思えない雰囲気になってるし、何なんだろう新宿。
平日の真昼間から大混雑していたので驚いたんですけど、毎月一日は¥1000で観れるんですね。全く知らずに今日が空いていてラッキーと言えばラッキー。もう800円払うからゆったり観させてくれという気もしなくもないですが。他にも客が入りそうな映画はやってるのに、ブラックスワンだけ即完売になってたんですよ。カップルはともかく親子連れ(R-15なのでもちろん大学生とそのお母さんみたいな親子)もいたんですけどね。ミスチョイスだと思うけどなあ。


映画の内容は、もちろんここでは詳しくは書きませんけど凄く面白かったです。でもこれは一人で(もしくは長年の付き合いの同性の友人と)観に行く作品だと思いますよ。完全にサイコスリラーなので、それを理解した上で行くべきですね。エクソシストとかオーメンとかを「透明感のある美しい作品」と感じるような人向きだと思います。もちろんナタリー・ポートマンのバレエも素晴らしかったんですけど、それは誰が観ても素晴らしいに決まってますからね。ちなみに自分は、最後ホワイトアウトしたのであれはハッピーエンドなんだろうと思いました。バッドエンドだったらブラックアウトかレッドアウト(そんな単語があるのか知りませんけど)すべきだと思うんですよね。だから、最後の「自分で自分をアレしていたのか!」というアレまで幻覚なんじゃないの?と思います。そもそも物理的にかなり難易度の高いアレですしね。肩甲骨の辺りが痒くて掻き毟っちゃうのはリアルで、あれは自分の殻を破る=羽が生えてくる(のを自分で押さえ込んじゃっている)メタファーなんでしょう。
まあ自分は何でもハッピーエンドにしたがる人間だから、自然とそうなるんですけどね。2回目観たら違う感想を持つかもしれませんが。とにかく面白い事は間違いないので、一人でこっそり観に行く事をお勧めします。


帰り道、電車の中で林家ペーさんを見かけました。東京の第4学区(板橋、北、豊島、文京)に住んでいる人間ならほぼ間違いなくペーさんを見かけたことはあるだろうというくらい良く見かけます。しょっちゅう池袋で買い物している人ですからね。ペーさん帽子とマスクで変装してるんだけど(突然寒くなったから本当に風ひいてるだけかもしれませんが)、常にピンクの服着てるからすぐに分かるんですよね。あと帽子からアフロはみだしてるし。