安田記念

良い天気ですね!


ジョジョ第8部が始まったみたいですね。なんと震災後の杜王町が舞台。これは楽しみです。っていうかじゃあSBRは終わったのでしょうか。全然読んでなかったけど、まとめて読もうかなあ。金子馬のメンコを観る度に「SBRの主催者の髪型に似てるなあ」と思い出して、気にはなっていたんですけど。


さて先週のダービーですが、外れましたね。予想で書いたとおりモチベーション皆無だったので、ノーザンリバーフェイトフルウォーの単複100円だけ持って観ていたので、終わっても「あっそう。ふ〜ん。」としか思いませんでした。世間では必死に「見所満載!」とか煽ってたみたいですけど、確実に史上最も無感動なダービーだったと思いますけどね。


ところで今年のダービーは「出走全馬にサンデーサイレンスの血が入っている。」と言う事も話題になっていたようです。
これを持って「不健全だ!」とする意見を良く見かけたんですけど、個人的にはその事自体は特に気になりません。サンデーサイレンスは思いっきり母父(母父に入った場合は父)の適性を引き出すから、むしろ全ての馬がサンデーサイレンス産駒なら予想し易いですし、グランプリボスというマイルGI2勝馬を作り出して、テスコボーイの血統存続に大きく視界が開けましたから、サンデーに対する嫌な感情は全くないです。


それより個人的に不快感を覚えるのは、ドリームジャーニーの全弟がダービーを制した事なんですよね。
別にドリームジャーニーにもステイゴールドにも含む所は全くないんですけど、その前日のルーラーシップの圧勝に続けて見せられた事で、「この2年で配合が物凄く単純になったな」という不快感がより一層鮮明になったので。血統に含まれる長所を上手く引き出すよう工夫された配合とかないじゃないですか。実にゲーム脳というか、小学生がゲームで配合したようなただの足し算になっちゃってますよね。「キングカメハメハサンデーサイレンストニービン=〇〇点に、母がクラシックホース、全姉GI3勝のボーナスポイントが付いて・・・◎〇点で優勝です!」みたいな世界じゃないですか。1ミリたりとも面白くない。そんなのずっと前から変わらないでしょという人もいるかもしれないですけど、この2年で明らかに色が変わりました。これは間違いない。今後、クラシックレースやそれに準ずるレースは馬券を買わなくなると思います。


先週はこんな馬券しか取ってません。



府中しか買ってないんですけど、6Rは母父キンググローリアス、9Rは母父アフリートの不良馬場巧者。6Rは「馬場が渋った府中芝はロージズインメイが意外と来るなあ」というのも決め手でした。12Rはお馴染み大庭騎手と調教抜群に速かったドスライス。不良馬場の短距離ダート戦なら買い材料ですよね。大庭騎手に関しては今までの血統傾向に若干修正を施して「サンデー、トニービンが入っていない人気薄の馬は特注」とします。つまりブライアンズタイムは「瞬発力がない血統」の枠に入れる事にします。この事は、近年菊花賞で母父ブライアンズタイムがやたらと来る事に関連付けて考えようと思います。どうでもいいけど、8番人気→6番人気→3番人気で決まったこのレースを「8番人気の馬が邪魔!!なぜなら俺はミリオン馬券しか狙ってないから!」と、(放送禁止用語)総理もびっくりの発狂弁明をしていた人間がいるんですけど、生きていて恥ずかしくないんですかね?。あまりにも低レベル過ぎていじめてあげようという優しさすら起きませんから無視しますけど。



さて安田記念です。


この春の府中で行われたGIで、一つ気づいた事があります。


皐月賞オルフェーヴル
NHKマイル=グランプリボス
オークスエリンコート
ダービー=オルフェーヴル


オルフェーヴルの父:ステイゴールドは、拙ブログでは以前から「サンデーサイレンス×ノーザンテースト」と決め付けています。
グランプリボスサクラバクシンオー×サンデーサイレンスエリンコートデュランダル産駒。
つまり「全馬祖父サンデーサイレンス&曽祖父ノーザンテーストの配合」なんですよ。
唯一の例外がヴィクトリアマイルなので、これを「府中GIの傾向」とみるか「3歳GIの傾向」とみるか判断に迷いますが、ヴィクトリアマイルは力が抜けた上位3頭が1〜3着を独占して、4着に母がサンデー×ノーザンテーストの14番人気グランプリエンゼルが来ているのだから、この配合に一定の評価を与えて良いと思います。
加えて、先週泥んこ馬場で競馬を開催したためオーバーシードの洋芝はかなり剥がれ落ち、週中芝を刈り込んだ上に例年より野芝の育成が良く、日本土着血統に注目していきたいという点からもノーザンテーストには注目してみたいと思います。土曜日もピカソ、チャームポット、テイラーバートンと母父ノーザンテーストがバリバリ来てましたしね。


ドンピシャなのは◎クレバートウショウ
前走はオッズ的に考えて実に美味しい負けですし、格負けしないところも見せているので良いと思います。ただ重賞勝ちが無い馬に絶対の信頼は置きたくないですね。


それを踏まえてまず(1)外国馬診断。
昨年はビューティーフラッシュを「府中には向かない」として評価しなかったんですけど、あれから自分の血統評価方法がかなり変化していまして「外国馬は牝系から日本での活躍馬が出たかどうか」で評価しているんですね。そういう意味ではフェリシアを出している牝系のビューティーフラッシュは評価したいと思います。まあフェリシアじゃあ府中で買う根拠にならんだろとも思うので、ヒモですね。
(2)。アパパネをどうするか。
この馬に関してはマイルではお手上げなんですよね。強いんだもん。この馬が力負けしたのはエリザベス女王杯だけと言えると思うんですが、あれはラスト2ハロンが12.7-11.8と異常な加速を見せたレースなので、肉食女子(◎スノーフェアリー)が強過ぎただけとしか思えないんですよね。
・・・と思ったんですけど、この馬が唯一野芝色の強いコースを走ったと思われるのが新馬戦で、そこで惨敗しているんですよね。血統的にも洋芝の方が向くのは明らかなので、付け入る隙があるとすればそこでしょう。考えてもしょうがないからヒモで。


サンカルロ
何故▲から書くかというと、本当は本命にしたいんだけど3着までだよなあと思うからです。
安田記念は「上がりがかかる(=前傾ラップの)レースで上がり最速」という経験が重要だと思っているんですよ。そうなると上がり最速候補としてこの馬は浮上しますし、ジョリーダンス、エイシンドーバーファリダットと一昨年まで3年連続「阪神1400重賞連対馬」が好走。アサクサデンエン阪神内回り(0.1.1.1)ながら最大でも0.3秒差に収めて、敗れた相手はいずれもGI馬。ファリダットは昨年も0.2秒差ですし、阪神内回り適性は安田記念で重要な要素と観て良いでしょう。
ただ、上記データからも良くて3着だなあと思う事と、あからさまに昨年惨敗したローテと同じなんですよね。最も今年は、前走が10キロ増で自身初の500キロ台だったから明らかに叩き台でここメイチで出てきてくれないかなあと。ロベルト系は何らかのショックが必要なので、乗り替りも良いと思います。


リディル
日本土着血統という点では文句ないし、マイル重賞勝ち馬。コーナー2回のコースなら崩れていないですからね。