ドリームCライブ2011


今日はドリームCライブ2011に行ってきました。
場所は品川ステラボール。品川駅前にある、水族館とか映画館も入っている総合施設です。「ステラボール」ってユーミン命名したんですよね。恐らくはオサレな若者がオサレな事をするオサレ空間にするつもりだったんでしょう。全く違う人種に完全に侵食されてますが。
もっとも今「週に数回数千〜万単位のハコを実券で満員にできるエンターテインメント」ってメヒコのルチャか日本のアニメゲーム関連イベントくらいなんじゃないですかね。数年に1回の世界大会レベルならスポーツでも集められますけどね。


しかし品川に良いハコができて個人的に大歓迎です。自転車ですぐなんだもん。しかも敷地内に自転車置き場がありますからね。これがでかい。


ライブは、もちろん基本的に水橋かおり目当てで行きました。今日も最高でしたよ。
あと、まだ生で観た事が無かったキタエリを観れたのも嬉しかったですね。やっぱ天才だなあ。原田ひとみもさすがに抜群でしたね。金元寿子も凄く好感度高かった。


でもやっぱり椎名へきるですよ!これが恰好良かった!「タレント」としてちょっと桁違いの存在だ。誤解を恐れず酷い例えを出すと、ジャイアント馬場を初めて生で観た時のような「この人は違う世界の住人だな」という感覚でした。といっても、いわゆる「不思議ちゃん」ではなく、単純に「芸」の能力が実に完成度高い。昔ナンシー関がコラムで椎名へきるを悪し様に書いて、その時点では「いい年してアニメとかキモイ。ありえない。」と思っていた自分は大いにせせら笑ったものですけど、あれは完全に自分が物を観る目が無かった。偏見に満ちていた。「人を舐めるな。自分を舐めるな。」肝に銘じているつもりでも全然できていない。


あと、双葉理保の10年を振り返るコーナーで、爆笑しながらも。後藤邑子が生で歌うチョコパフェ☆大戦争でちょっとウルッと来ました。
映画で言うとミッキー・ロークの「ザ・レスラー」やアンヴィル、ジョニー・デップのエドウッドとかを観て深い感動を覚えちゃうような人なら、この感覚分かると思うんですよ。音楽ならニューロティカとかね。プロレスならネクロ・ブッチャーとか。競馬で言うとコスモバルクのダービーとかね。そういうものに訳も無くパンク魂を突き動かされ琴線を揺さぶられちゃう人はいるはずなんですよね。本当は衣食住与えられて恵まれているのにみかん箱の上に乗って何ちゃってお涙頂戴アピールをする演歌歌手と、まだ若い女の子なのにギャルゲで淫語を言わされたりしながらバイトで生計を立ててる声優。同じくボクサーやプロレスラー。俺は後者を愛するよ。そしてこの話はその内ある本の書評へと続く。


話がずれた。何にせよ今日のライブはとてもハッピーだった。あと人間30後半になってようやく人として面白くなりかけるね。多分。