神戸新聞杯&(not)オールカマー

一般的な日本人の週末のお楽しみと言えばミキティコの「闘う天気予報」ですけど、「週末のお天気はツームストンパイルドライバー→絶好のツームストン(お墓)参り日和」は久々にツボ。


先週は東西ともお話にならんくらい外れていたんですけど、外れた事よりも「今年の3歳牡馬はダービーのダメージがでかいからクラシック組を消し」としたら、美しいくらいダービー組が上位独占しちゃった事ですよ。フェイトフルウォーはダービーで重い印を打ったくらいだから△打とうかとは思ったんですけどねえ。


ただ、自分が「過去のダービーがきつ過ぎた年」として上げている2009年と2004年はいずれもセントライト記念はダービー組(ナカヤマフェスタコスモバルク)が制覇して、菊花賞では人気を背負って圏外に消えているんですよね。じゃあここでは買うべきだったのかなと。
ちなみに両馬とも海外GI連対馬。だからフェイトも凄く強いかもしれません。菊で穴人気して豪快に飛んでもらってその後のレースで頭から買うのが良い気がします。ちなみに両年とも「セントライト記念を34秒台の脚で追い込んでぎりぎり届かず
だったホオキパウェーヴ(タイム差なし2着)とフォゲッタブル(0.1秒差3着)が菊花賞で2着しています。「人気薄で」と書くつもりだったんですけど、ホオキパって菊花賞4番人気だったんですね。重賞未勝利馬なのに。みんな馬券上手いなあ。というわけで菊花賞トーセンラー2着付けが面白いかもしれません。それにしても、何度振り返ってもコスモバルクジャパンカップ2着は凄い。あのレースは何度観ても痺れる。


さてそれでは予想。


オールカマー
馬券を買う理由が見つかりません。アーネストリー複勝が元返しじゃない事に驚く。
強いて馬券を買うとすれば、外枠に入れば強いシャドウゲイトと、先週まで全然だったミスプロ直系がバンバン来ている土曜日の中山芝状態からマコトギャラクシーですかね。


神戸新聞杯
一昨年はイコピコ本命で単勝を美味しく頂きましたけど、「上がり最速の馬を1着付け」が鉄則のレースですね。
故に基本的に人気上位がそのまま来て美味しくも何とも無いレースになるのがお約束です。
という訳で、実質ウィンバリアシオン、オルフェーヴルショウナンマイティフレールジャックの4頭立てになると思います。


フレールジャック
ウインバリアシオン
ショウナンマイティ
オルフェーヴル


ダービーの振り返りで「今年のクラシック組はダメージでかい」と書いたのは上記の通りですけど、言い訳のように「オルフェーヴルしかまじめに走ってないように見える」と付け加えているんですよね。
まあその時はウインバリアシオンの事を書き忘れていただけだと思うので実質2頭しか本気出してなかったと。そうなるとここでその2頭を疑った方が良いのかなと思うんですよ。
そうなるとフレールジャックでしょう。個人的な鉄則「少頭数は前残り」からしても前目でレースできるのが好印象だし、中団より前で競馬しても上がり最速を出せるのがこの馬の強み。遅生まれだから成長力にも期待できるし、ダノンシャンティシングスピールデヴィルズバッグ等と同牝系の超良血。
ショウナンマイティはなんとリボー系のAllegedの4×3という大舞台で大駈けしそうな血統背景から、ここで負けて本番に出てくれば面白いと思います。何より「2週連続重賞制覇して復活したとか言われてるけど、左回りでしか好走しないからすぐ落ちるよ」と予言したとおり順調にスランプになってる武豊が乗っている事からも勝ち切る事は無いかなと。
オルフェーヴルですけど、少頭数のレースで2回取りこぼしているように、自分から動かなきゃいけないレースになるとポカがあるんじゃないかと思うんですよねえ。オルフェーヴルウインバリアシオンは一緒に出てきた時はくっついてくるので、ダービー(1,2着)しちゃうかきさらぎ賞(3,4着)しちゃうかでしょう。きさらぎ賞しちゃうとなると2頭よりも前の馬が残すはずなので、そういう点からもフレールジャックを頭から買うのが良いかなと思います。