アフターフェブラリーS

今日はアントニオ猪木志村けんカート・コバーン長嶋茂雄ら誕生日の特異日なんですよね。ついでにコロンブスデーで(アメリカでは)祝日なので三連休でした。まあずっと仕事してましたけど。



フェブラリーSですが、得意なレースなので一応買おうかと思って複勝だけ買いました。
今回のテスタマッタのように、「中距離GI実績はあるのにやたら人気薄」というタイプはこのレースの穴馬黄金パターンですよね。
事前予想で書いたとおりトランセンドは明らかに芝スタートは向いていないと思っていたんですけど、それでも負けないと思っていた理由は、もちろん「現実に当該コースGIを連勝しているから」と言うのもあるんですけど、「今年はJRAの壁が取り払われる年」と見ていたからなんですよ。
具体的に言うと「JRA・GI7勝の壁が取り払われ、GI二桁勝っちゃうような馬が次々誕生する」。
オルフェーヴルが(下手すれば今年中にも)確実にこれを成し遂げると思うんですけど、ルドルフの呪いだか何だか突破できそうで全然出来なかった壁があっさり乗り越えられた途端がらがらと崩壊すると思うんですよ。だからトランセンドも行っちゃうのかと思っていたんですね。
他にも、「特定の配合だけが異常に勝ち続ける」傾向はさらに進むと見ているので、三冠馬なんて毎年生まれるんじゃないですかね?以前にも書きましたけど、ただでさえこの7年で三冠馬は3頭。つまりほぼ2分の1の確率。出なかった年も「いわゆるマツクニローテで最初から三冠を取る気なんてなかった」とか「中途半端な凱旋門挑戦騒動で思いっきり味噌をつけたブエナビスタ」みたいに理由がある事を考えたら、三冠馬誕生の有り難味なんてあるのかなとすら思います。数年後には、菊花賞で「お〜っとこれは強い!!三冠馬誕生!!我々は今奇跡を眼にしています!!三冠馬誕生はなんと1年ぶりの快挙!!まさに奇跡!!」なんていうアナウンサーの失笑実況が風物詩になるんじゃないですかね?
もしくは牝馬のダービー制覇。いい加減セックスアローワンスを見直さないと。例えばオリンピックの100m走に女子が出場して、ハンデとして10m手前から走って金メダルを取ったとして「短距離の世界もなでしこ」「情けない草食ボルト」とか言います?「良しわかった。じゃあ次はハンデ無しで走ってみようか」ってなるのが普通じゃないですか。まあ世の中普通じゃないからわからんけど。とにかく「主役がどんなに勝ってもハンデ貰いっ放し」じゃ熱が生まれないよ。


馬券当てておいて文句ばっかりつけるのもなんですけど、競馬の売り上げもガタ落ちして二度と浮上しないと思いますよ。この先色んな意味で「プロ」もしくは初心者しか馬券買わなくなりますよ。週末にちょっと楽しもうかなんて思っていた堅気のファンはいなくなるんじゃないですかね。