ブランデー

さて。お菓子作りの材料でよく「ブランデー」って出てくると思うんですよね。
でも使用量ってホンの数滴なんですよね。そのためにボトルを買うのはあんまりなので製菓用の小さいビンを買うことになる(あれはあれはかわいいんだけど)。でも「料理酒」が飲んでもちっとも美味くないように、製菓用のブランデーって何だかなあ。どうせなら良い物を使ってみたいなあ。というぼんやりとした感想をお持ちの方も多いと思います。
でもブランデーなんて常飲するのは石原裕次郎くらいですからね。って裕次郎がブランデー飲むかどうかは知らないですけど。となるとやはり普通にボトルで買うのは気が引ける。


じゃあそもそもブランデーってなんやねんっていう話なんですけど。
そもそもの語源を辿るとフランス語で「ヴァン」を「ブリュレ」した物っていう意味なんですよね。と聞いて、お菓子作りが趣味の方は半分くらいピンと来たかもしれません。日本語に訳すと「「ワインを焼いた物」になるんですよね。
これがオランダに渡ってオランダ語で「ブランデ・ウェイン」になり、イギリスに渡って縮めて「ブランデー」と呼ぶようになったと。
まあ「焼く」というのは「蒸留する」ということなので「蒸留したワイン」が「ブランデー」なんですよ。従って本来はぶどうが原料なんですけど、もう今は「蒸留した果実酒」という事で統一されてるらしいですね。
一方でなかなか区別がつきにくい「ウイスキー」という物もご存知でしょうけど、こちらは穀物原料で樽熟成した香りが素晴らしいお酒です。

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フォンダンの話をしてるんですけど、こういう甘い物にブランデーを良く使いますね。もちろんブランデーを使いたいところでしょうけど、勿体無いと言う方はワインを代用する手も考えてみてはいかがでしょうか。ワインにも「樽醸造」のワインという物がありますからね。甘ったるい物に引き締めた香りを付ける目的ならこういうワインを使うのも一考かと。ワインなら料理にも使えるから消費しやすいし、「ブランデーはきつすぎて飲めないけどワインなら飲める」という方は多いでしょうからね。