ミサイル

先日私のサイトで紹介したパン「ヴァーミリアン」を早速作ってくださった方がおりました。
いやしかし自分がやった事とはいえ、普通の善良な主婦のブログのタイトルが「ヴァーミリアン」ってやっぱ笑うなこりゃ(笑)。東京大賞典の検討をしようとしてここにたどり着いちゃった方はどうリアクションするんだろうか。
ちょっぴり解説を加えますとですね。
まずこういうパンにありがちなボソボソもしゃもしゃして水分無しには食べづらいパンとは一味違うぜというためにあんな材料とかが入っているわけですが、もう一つ成型の理由に触れていなかったんでここで触れますけど、
クラムを、いわゆるハード系のパンとは違うシットリもっちり(フランスパンなどよりは)ふんわり感を出すために生地そのものは全くテンションをかけずに、それでいてクラストをしっかりカリッと厚めに作るために生地を伸ばして包むという手法を選んだんですね。
最初は普通に丸で十字のクープを入れてパセリを振りかけて、見た目もトマトっぽくしようかとも思っていたんですけど、レシピを書いている間に頭の中で「俺は生地を作る人間なんだから見た目よりも食感にインパクトがあるものを作りたいな」と思ったんですよ。見た目かわいい物なら俺より素晴らしい物を作れる人はいっぱいいるわけですからね。とか言いつつ自分ではこの成型も結構かわいいんじゃないかなとも思いますけどね。能登麻美子の次くらいにかわいいですね。ヴァーミリアンかわいいよヴァーミリアン
ドライトマトを入れたのは、トマトジュースだけでしっかりトマトの味が出るか疑問だったからなんですよ。何せ私はもうパンを焼かなくなって1年くらい経つわけで、自分で試す事が出来ないんですよね。いや「やれ」って言われそうだけど。すいません。面倒くさい事嫌いなんですよ。
本当は可能な限りプレーンな生地を紹介する主義なんですけどね。
このパンは日持ちもするはずなんですけど、古くなったらこのままラスクにしたりチーズトーストにしたりしても美味しいと思いますね。
ま、そんな感じでですね。僕としてはパン作りについて色々考えるのは楽しいなあという事を言いたいんですよ。どんな事でもある程度の段階まで行き着くと「結構どのジャンルでも行き着くところは同じなんだな」って思うものなんで、別にパンじゃなくても夢中になれるものがあればよいと思うんですけどね、何より「食べられる」っていうところがいいじゃないですか。それに何が起こるか分からない世の中、パン屋なら世界のどこでも通用しますからね。日本では賃金のバランスからいってお薦めできる職業ではないですが。
そんな感じで、今頭の中にあるレシピのストックはあと4つなんですけど、神が降りてきたらまた更新しますのでヨロシクです。
http://www1.ocn.ne.jp/~ribot/