プロ

天気予報を観たら一週間全部雨予報でげんなりしたんですけど、台風情報を観たら3つ並んで台風が来ていたのでさらにげんなりしました。黒い三連星!!


先日泥付きの人参を買ったんですけど、これが普通の人参より断然長持ちするんですよ。人参って売られている状態では洗われて皮がずる剥け状態なんですよね。根菜のわりに妙に人参だけ傷むのが早いなあとはボンヤリ感じていたんですけど、泥付き人参を勝って自分で洗って初めて知るその意味。八百屋やスーパーで売っている人参は皮を剥かなくていいんですよ。っつーかあれは既に剥けているんです。


先日某雑誌で近田春夫さんが氷川きよしをべた褒めしていたんですけど、その中で


「昨今チャートインするような楽曲は、ほとんどがコンピューターの打ち込みかアーティスト本人のプレイのロックで、この作品(氷川きよしの新譜)のように“普通に”アレンジされ、そしていわゆるスタジオミュージシャンによって演奏された新譜など、最早なかなか耳にする事もなくなってきている。」



と言われていたんですよ。これ、自分が何度か書いている最近の「いわゆるミュージシャン」の音楽は自作自演ばかりでつまんないっていうのと同じ事ですよね。
もちろん自分の歌を録音して聴けば、原理としては客観的に聴く事は出来るんですけど、現実に自分を100%客観視するなんてなかなかでき無い事であって、ましてや自分の声は自分の中で響いて聞こえちゃうから事実上客観視することは出来ないものだと思うんですよ。
で、人の声も楽器も「特性」とか「綺麗に響く音域」というものはあるわけで、「この人はダウナーな曲ばっかり歌いたがるけど、声質はシャープ系だからもっと明るい曲歌わせたいなあ」みたいな事はプロの作曲家から観たらあるはずだと思うんですよね。
そういう意味で最近はアニソンの方が全然面白いと思い続けて恐らく十年以上経ってる気がするんですけど、アニソンがやたらとチャートインしている昨今、あえてそこに触れないのは近田さんが嫌っているからなのか一般誌だからバランスを取っているのかわかりませんけど恐らく両方かな。


というわけでちょっと氷川きよしに興味出てきた今日この頃でした。ちなみに近田さんは文章の締めとして「振り返ればこの人(氷川きよし)はほぼ全方向に演歌と呼ばれる分野ではそれなりの成果を出してしまった訳で、新たなチャレンジというと何があるか?個人的には四つ打ちが欲しい所だが」とも書かれているんですよね。これは僕も多いに共感。長い事バンドやっている後輩なんかを観ていると、色々試した果てに、絶対にすかしたつまんないファンクとか、真逆の四畳半フォークにいっちゃうんですよね。「一度でいいから四つ打ちをやれ」と何度もアドバイスしているんですけど、その度に「あぁ四つ打ちとかレベル低い事言ってるよ、この腐れ低脳が」みたいな顔で苦笑されるんですよ。やっぱ自分の感覚は正しいんだ。良かった(笑)。