昨日の日記で触れていますが、
小麦粉の質が違うと全然違うパンになります。

薄力粉と強力粉がある、と言う事等は
パン作りをしない人でも知っている事ですけど、
粉によって蛋白量、アミノ酸、灰分等が違うので、
味だけじゃなく、パンの膨らみ方や色の付きかた等
全ての面で違いが出ます。
うっかり粉を間違えて仕込んでしまったりしても
ばれないと思っても基本的にどこかでばれます(笑)。
裏を返すと、いくら安い小麦があったとしても
それを使ってごまかそうとしても
根本的に違う製品になってしまうので、
最近安全性が問題視されている
農薬まみれの中国野菜を使って
ごまかすようなマネはパンに限っては出来ないわけで、
そういう意味では安全と言えるかも。

ちなみに薄力粉と強力粉の見分け方は
触ってみれば分かります。
さらさらしているのが強力粉です。
故に、打ち粉等には基本的に強力粉を使います。
製パン技術試験では
どの粉を使うか触って区別しなければいけないらしいので、
そういう技術を身に付けたい方は覚えておきましょう。

ちなみに内麦の話しを昨日しましたが、
大抵「内麦」というと北海道の物を指しますが、
九州でも結構質のよい小麦が取れるらしく
熊本製粉という製粉会社さんでは
非常によい粉を生産しています。

一般家庭で購入できるかどうかは分かりませんけど、
ちょっと覚えておきましょう。

パンについてもっと知りたい方は、詳しくは私のサイトも是非ご覧下さい。→http://www1.ocn.ne.jp/~ribot/