パンの材料の事でまず出てくるのが、今まで書いた「小麦」と
天然酵母
じゃないですかね。
天然というからには養殖もあるんかい、となりますけど、
この反対語は
「工業用イースト」
ということになるんですかね。

「天然」と付くだけで
自然で身体に良くて美味しくて超最高!エコ!ロハス
と目の色を変えがちな人が多い昨今ですが、
別に天然酵母=身体に良いという短絡的なものではないです。
いや、多少はあるかもしれないからうかつな事は言えないけど。

そもそもイーストの日本語訳が酵母なわけで、
同じ物なんですよね。
製品に違いが出るとしたら
一番大きな部分は
香り
でしょう。
イーストは正しく使われていないと
イースト臭が残る場合がありますから。

イースト臭というのは、要するに活性しなかった
生のイーストが残っちゃってると言う事なので、
イースト臭が残っているパンというのは
生臭さが残っている焼き魚、みたいな感じでしょうか。
扱いやすさではイーストの圧勝なので、
イーストを予め予備発酵する、
イースト量を減らしてその分発酵時間を長く取る
等の対処をすれば、イーストを使用しても別に問題があるわけではありません。
普通に風味の良い美味しいパンは焼けます。

パンについてもっと知りたい方は、詳しくは私のサイトも是非ご覧下さい。→http://www1.ocn.ne.jp/~ribot/