他にパンに欠かせない材料と言うと
砂糖
でしょう。

大抵の料理には塩は入りますけどね。
パンの場合はちょっとニュアンスが違います。
塩の入っていないパンというのは
まず味がしません。
粉をそのまま舐めているような感じで、甘みを感じません。
また、塩はグルテンを強化する、つまりパンの骨組みを作る
作用があるので、塩が入っていないと生地がだれます。

基本的に塩の添加量は、ベーカーズパーセントで2%程度ですけど、
僕が以前いた、本格的なバゲッドを作る店では
ほとんどミキシングをかけず、グルテンを作らない製法だったので、
2.7%まで添加していましたね。

こだわる人は、ゲラントの塩等のミネラル塩を使ったりしますが、
パンに使う場合は、食塩でもミネラル塩でも
味に変わりはない、

と物の本には書いてありました。
僕の感じとしては
多少は違うけど、スープなど料理に使う時ほどの違いはない
と言う感じ。
お金持ちなら高い塩を使っても良いけど、
それ程効果は無いよ、と言った所でしょうか。

砂糖も色々ですが、基本的には一般的な上白糖でOKです。
ラニュー糖は扱いやすいですが、
上白糖より味は薄くなります。
ハチミツ、水飴、液糖などを使うと、
しっとりと口どけが良くなります。
その代わり食感が重たいです。
この辺は好みですが、違いや効果を覚えておいて
損は無いでしょう。
この辺の、塩との効果の変化の違いは
恐らく分子結合の形の違いとかなんでしょうが、
そこまでは調べた事がありません。
興味のある方は勉強されてはどうでしょう。

パンについてもっと知りたい方は、詳しくは私のサイトも是非ご覧下さい。→http://www1.ocn.ne.jp/~ribot/