三沢さん追悼番組

凄かったですね。三沢さんお別れ会。行列が2.4kmにもなったとか。新宿から原宿までとかそのぐらいの距離ですよね。もちろん人の死にランク付けをする気は毛頭ありませんけど、報道を目にした時の衝撃度はマイケルや清志郎よりも上だったし。


昨晩、日本テレビ三沢光晴さん追悼番組が放映されました。




これがまた、製作者の気持ちが伝わってくる素晴らしい内容でしたよ。何が素晴らしいって、「この番組は、ザ・リーヴの提供でお送りします」と番組の最初と最後に流れたところ。他の企業のCMもかなり流れているのに・・・。そのザ・リーヴのCMを4連発でいきなり流してくれるんだからたまらない。完全に永久保存版です。あのCMだけブルーレイディスクで売ってくれたら、ブルーレイプレイヤー(もしくはPS3)の売り上げが一気に上がるかもしれない。それくらい何度観ても完璧。いじるところが全くないからMADの作り様がないですからね。


唯一の欠点は、最初に徳光の弔辞が流れた事。「一般的にはもっと知名度の高かったレスラーはいっぱいいます。」という言葉、大変失礼ですが「そのまんまテメエに返す」としか言い様がありません。三沢さんの試合なら実況は若林健治しかいないでしょう!!本気で三沢さんやファンの気持ちを考えているなら「一般的に知名度の高い(笑)」あんたじゃなく若林アナが喋るべきだ。「私が実況を引退した後に出てきた選手ですから、三沢さんの事を一番良く知っている若林君にお任せします」と言うべきだろ。一般的な知名度では徳光なんだろうけど、プロレスファンの支持率は若林が100%。当然。以後反論認めない。福澤は却下。


実際この日の番組も、若林名実況のオンパレードになりましたからね。
股間を打った〜!!」
「マスクを脱いだ〜!!三沢〜となって猛然と突っかかって行った〜!」
「三沢、チャ〜ンス!!ハイになれ!!」
「三沢が勝った〜!!この激しさ!!全日本に新しい時代到来!!」
「ジャンボの勝ち〜!!」
三沢光晴涙が出る〜!!」
「蹴散らす!!蹴散らす!!蹴散らす!!」
「これが三沢のファイトです!!観ているだけで力をくれる!!」
ジャイアント馬場!!堪える表情魅力的!!」
「右のエルボー!!包帯ぶらぶら!!右のエルボー!!包帯ぶらぶら!!」


いや〜全部最高(笑)。
あと、「三沢と川田はガチで仲が悪い」というのがすっかり定説になって久しい今、改めて三沢&川田組を観ると連携の息の合い方が完璧なんですよね。これが今観ても新鮮。そして、とても危険な技を当たり前の事として観ていたあの頃の自分の麻痺した神経を反省したい。そして武藤敬司の受け身の天才ぶりを改めて噛み締めました。溜め息出るほど上手い。
プロレスって全く人気なくなってると思われていますけど、団体が分裂し過ぎて興行数が異常に増えすぎているだけで実際の観客動員数を観るとむしろ増えているらしいですからね。一度離れた人でも「つまらないリアルが格好良いという格闘技の切り口にはもう飽きた。やっぱり同じエンターテインメントなんだから楽しい方が良いに決まってる」という事で戻ってきてるファンは結構いるはずなんですよ。続けて新日本の試合も観たけど、岡田かずちかっていう新人選手良いですねえ〜。あの体型が「プロテインで大きくせず、プロレスの練習で作った身体」なんだと思いますよ。ヤングライオン時代の高田伸彦(当時)や船木みたい。新日と全日とノアが、WWEスマックダウンとRAWとECWみたいな形になって何ヶ月に一回大きなPPV大会をやるよう形なら大爆発すると思うけどなあ。と青い事を書いてみました。